DevOps視点から見る予知保全システムの開発と運用~バッテリーモニタリングシステムを例に~
概要
クラウドコンピューティングの普及により、アジャイルな開発や運用が主流となってきました。予知保全の分野においてもそれは例外ではなく、開発したモデルをスピーディーに運用環境へデプロイし、結果を開発側へフィードバックするサイクルを手際よく回すことが重視されます。DevOpsは、まさに開発と運用の壁を取り払い、素早く高品質なシステムを提供するための手法として注目されています。
本セミナーでは、バッテリーの健康状態をモニタリングするための予知保全システムをDevOpsの観点から実演します。まず、MATLABで健康状態の予測モデルをデスクトップ上で開発する方法を説明します。続いて、開発したモデルを、CI/CDパイプラインを通じて、クラウド上の運用環境に自動でデプロイし、結果を監視用のダッシュボードで可視化する方法をご紹介します。
ストリーミングデータに対応した予知保全ITシステムの運用に興味を持っている方や、ローコードアプリを使用した予知保全アルゴリズムの開発に興味を持っている方におすすめのセミナーです。
ハイライト
- DevOpsを実現する各種ツールチェーンとMATLABの連携
- クラウド上での予知保全運用環境の構築
- アプリを使用した予測モデルの開発
講演者について
王 暁星 (Xiaoxing Wang) MathWorks Japan アプリケーションエンジニア
担当分野: 異常検知、故障予測、予知保全
専門: 計算物理(PhD)
岡野 怜 (Okano Rei) MathWorks Japanアプリケーションエンジニア
担当分野・専門: デプロイメント、並列化、エンタープライズIT連携
録画: 2023 年 8 月 3 日