Simulink と Simscape によるパワーエレクトロニクス制御設計
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この2日コースでは、Simulink® と Simscape™ を使用したパワーエレクトロニクスのモデリング手法を習得します。HEV(ハイブリッド電気自動車)のパワートレインシステムを題材に、電気回路のモデル化や熱影響を含んだシミュレーション、モデルベースでの回路解析や制御設計のアプローチ、更にはシステムレベルでのシミュレーションについて学びます.パワーエレクトロニクスへの効率的なシミュレーション活用や解析方法を学ばれたい方に、特に適したコースです.
- DC/DC パワー エレクトロニクス コンバーターのモデル化
- 電力用半導体デバイスのパラメーター化
- コンバーター モデルの忠実度
- デジタル制御設計
- DC/AC 三相インバーターのモデル化
- インバーター制御設計
- モーター制御
- システムレベルの統合と検証
1日目
DC/DC パワー エレクトロニクス コンバーターのモデル化
学習目標: DC/DC パワーエレクトロニクス コンバーターのモデル化と分析について学びます。
- 昇圧コンバーターの動作原理
- 開ループ昇圧コンバーターのモデル化
- 物理量の測定
- ソルバーの選択
- シミュレーション結果の検証
- プリビルド PWM ブロックの使用
電力用半導体デバイスのパラメーター化
学習目標: 電力用半導体デバイスのパラメータ化し、半導体スイッチング デバイスの損失とコンバータの効率を特徴づける方法を学びます。
- 電力用半導体デバイスのモデル化
- コンバーターの損失と効率
- 半導体デバイスのデータシートからのパラメーター化
- 半導体の熱効果
コンバーター モデルの忠実度
学習目標: 最も適切なレベルの忠実度を持つパワーエレクトロニクスモデルを構築する方法について学びます。
- コンバーター モデルの適切な忠実度の選択
- プリビルド コンポーネントの使用
- 基本的なコンポーネントによるモデル化手法の使用
デジタル制御設計
学習目標: パワーエレクトロニクス スイッチングモデルを線形化し、閉ループ制御システムをパラメータを調整する方法について学びます。
- 閉ループ電圧への離散 PID 制御の実装
- モデルと制御のサンプル時間の設定
- パワー エレクトロニクス コンバーターの線形化
- 周波数応答の推定
- コントローラーの調整
- テストと検証
2日目
DC/AC 三相インバーターのモデル化
学習目標: DC/AC 三相パワー エレクトロニクス コンバータのモデル化と解析について学びます。
- 三相インバーターの動作原理
- 3相座標系での開ループ三相インバーターのモデル化
- 三相物理量の測定
- 高調波と歪みの特性確認
- インバーター モデルの忠実度の制御
インバーター制御設計
学習目標: 制御設計ワークフローを三相インバーターに適用する方法について学びます。
- Clarke 変換と Park 変換の概要
- 回転直交 dq0 基準座標系での閉ループ電流 PID 制御の実装
- 周波数応答の推定
- 電流コントローラーの調整
- テストと検証
モーター制御
学習目標: パワーエレクトロニクス素子を使用した電気モーターのモデル化および制御方法について学びます。
- PMSM モーターのモデル化
- ベクトル制御の原理
- モーター トルク制御の実装
- モーター制御設計の検証
システムレベルの統合と検証
学習目標: Simulink アーキテクチャを使用してシステムを再利用可能なコンポーネントに分割し、これらのコンポーネントをシステム レベルのモデルに統合する方法を学びます。
- システムレベルのモデルの設計
- モデルの分割
- システムレベルのモデルへの統合
- システムレベルのモデルの検証
レベル: 中級
必要条件:
- MATLAB 基礎
- Simulink 基礎
- Simscape 基礎 コースを受講された方。もしくは同等の知識を有する方。
期間: 2 日
言語: Deutsch, English, 中文, 日本語, 한국어