このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
glyphplot
グリフ プロット
構文
glyphplot(X)
glyphplot(X,'glyph','face')
glyphplot(X,'glyph','face','features',f)
glyphplot(X,...,'grid',[rows,cols])
glyphplot(X,...,'grid',[rows,cols],'page',p)
glyphplot(X,...,'centers',C)
glyphplot(X,...,'centers',C,'radius',r)
glyphplot(X,...,'obslabels',labels)
glyphplot(X,...,'standardize',method
)
glyphplot(X,...,prop1
,val1
,...)
glyphplot(fig,___)
h = glyphplot(X,...)
説明
glyphplot(X)
は、n 行 p 列の行列 X
の多変量データからスター プロットを作成します。X
の行は観測値に対応し、列は変数に対応します。スター プロットは、各観測値を "star" として表し、この i 番目のは、観測値の i 番目の座標までの長さに比例します。glyphplot
は、プロット前に、区間 [0,1]
で各列を別々にシフトおよびスケーリングすることで X
を標準化し、可能な限り正方形に近い矩形グリッドの中心にグリフを置きます。glyphplot
は、X
内の NaN
を欠損値として扱い、X
の対応行をプロットしません。glyphplot(X,'glyph','star')
は glyphplot(X)
と同じです。
glyphplot(X,'glyph','face')
は、X
からフェース プロットを作成します。フェース プロットは、各観測値を "face" として表し、ここで、i 番目の facial feature は、その観測値の i 番目の座標に特徴が比例するように描画されます。特徴量については、フェースの特徴で説明します。
glyphplot(X,'glyph','face','features',f)
は、インデックス ベクトル f
の i 番目の要素によってどの facial fature が X
の i 番目の列を表わすかを定義するフェース プロットを作成します。f
は、0
~ 17
までの整数を含まなければなりません。0
が含まれる場合、X
内の対応する列がプロットされないことを示します。詳細は、フェースの特徴を参照してください。
glyphplot(X,...,'grid',[rows,cols])
は、rows
行 cols
列のグリッドにグリフをまとめます。
glyphplot(X,...,'grid',[rows,cols],'page',p)
は、1 ページ以上の rows
行 cols
列のグリッドにグリフを整理し、ページ p
を表示します。p
がベクトルの場合、glyphplot
は連続する複数ページを表示します。p
が 'all'
の場合は、glyphplot
はすべてのページを表示します。p
が 'scroll'
の場合、glyphplot
はスクロールバーを使って単一プロットを表示します。
glyphplot(X,...,'centers',C)
は、n 行 2 列の行列 C
の中心に各グリフを置いたプロットを作成します。
glyphplot(X,...,'centers',C,'radius',r)
は、C
を使用してグリフの位置を決定したプロットを作成し、最大のグリフが半径 r
になるようにスケーリングします。
glyphplot(X,...,'obslabels',labels)
は、labels
内のテキストで各グリフにラベルを付けます。既定の設定では、グリフは 1:N
でラベルを付けます。空のラベルには ''
を使用します。
glyphplot(X,...,'standardize',
は、プロットを作成する前に method
)X
を標準化します。method
の選択肢を次に示します。
'column'
—X
の各列を区間 [0,1] に個別にマッピングします。これは既定の設定です。'matrix'
— 行列X
全体を区間[0,1]
にマッピングします。'PCA'
—X
を減少する固有値の順に、主成分スコアに変換し各々を区間[0,1]
にマッピングします。'off'
— 標準化を行いません。X
の負の値によって、スター プロットが解釈されない場合があります。
glyphplot(X,...,
は、prop1
,val1
,...)glyphplot
で作成されるすべての Line グラフィックス オブジェクトのプロパティに指定したプロパティ値を設定します。
glyphplot(fig,___)
は、前の構文におけるいずれかの入力引数の組み合わせを使用して、現在の Figure (gcf
) ではなく fig
によって指定される Figure にプロットします。 (R2024a 以降)
h = glyphplot(X,...)
は、glyphplot
で作成されるグラフィックス オブジェクトへのハンドルの行列を返します。スター プロットに対して、h(:,1)
と h(:,2)
は、それぞれ各スターの perimeter と spoke に対する line オブジェクトのハンドルを含みます。フェース プロットに対して、h(:,1)
と h(:,2)
は、それぞれ、各フェースを構成するラインと pupil のハンドルを含みます。h(:,3)
は、存在する場合、ラベルに対する text オブジェクトのハンドルを含みます。
フェースの特徴
次の表で、ベクトル f
の列、'Features'
入力パラメーターの値、およびグリフ プロットのフェースの特徴との間の対応について説明します。X
の列が 17 列よりも少ない場合、使用されない特徴量が既定値で表示されます。
列 | フェースの特徴 |
---|---|
1 | フェースのサイズ |
2 | 額/顎の弧の長さ |
3 | 額の形 |
4 | 顎の形 |
5 | 目の間の幅 |
6 | 目の縦方向の位置 |
7 | 目の高さ |
8 | 目の幅 (眉の幅に影響を与えます) |
9 | 目の角度 (眉の角度に影響を与えます) |
10 | 眉の縦方向の位置 |
11 | 眉の幅 (目に比例) |
12 | 眉の角度 (目に比例) |
13 | 瞳の方向 |
14 | 鼻の長さ |
15 | 口の縦方向の位置 |
16 | 口の形 |
17 | 口の弧の長さ |