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sldvoptions

設計検証オプション オブジェクトの作成

説明

options = sldvoptions は、設計検証パラメーターの既定値を含むオブジェクト options を返します。

options = sldvoptions(model) は、モデル コンフィギュレーション セットを参照するオブジェクト options を返します。

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オプション オブジェクトを作成し、複数のパラメーターを設定します。

sldvdemo_cruise_control モデルの opts オプションを作成します。

opts = sldvoptions;
opts.AutomaticStubbing = 'on';
opts.Mode = 'TestGeneration';
opts.ModelCoverageObjectives = 'MCDC';
opts.ReportIncludeGraphics = 'on';
opts.SaveHarnessModel = 'off';
opts.SaveReport = 'off';
opts.TestSuiteOptimization = 'LongTestCases';

sldvdemo_cruise_control モデルのオプション オブジェクトを取得します。スタンドアロン バージョンの sldvoptions を作成するが、モデル コンフィギュレーション セットのオプションをコピーして始める場合、deepCopy メソッドを使用できます。

openExample('sldv/CruiseControlTestGenerationExample',...
'supportingFile', 'sldvdemo_cruise_control');
optsModel = sldvoptions(bdroot);
optsCopy = optsModel.deepCopy;
optsCopy.MaxProcessTime = 120;

入力引数

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Simulink® モデルの名前またはハンドル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

出力引数

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次の表に、Simulink Design Verifier™ オプション オブジェクトを構成するパラメーターを示します。

パラメーター

説明

AbsoluteTolerance

関係演算子の境界テストにおける許容誤差の絶対値を指定します。

double{'1.0e-05'}

Assertions

モデル内の Assertion ブロックを有効にするか無効にするかを指定します。

'EnableAll'
'DisableAll'
'UseLocalSettings' (既定)

AutomaticStubbing

サポートされないブロックおよび関数をソフトウェアが無視して解析を続行するかどうかを指定します。

'on' (既定)
'off'

BlockReplacement

ソフトウェアが解析の前にモデル内のブロックを置換するかどうかを指定します。

'on' に設定すると、このパラメーターは BlockReplacementModelFileNameBlockReplacementRulesList を有効にします。

'on'
'off' (既定)

BlockReplacementModelFileName

ブロック置換ルール適用後の結果であるモデルのフォルダー名およびファイル名を指定します。

このパラメーターは、BlockReplacement'on' に設定されている場合に有効になります。

文字配列

'$ModelName$_replacement' (既定)

BlockReplacementRulesList

解析の前に実行するブロック置換ルールのリストを指定します。

このパラメーターは、BlockReplacement'on' に設定されている場合に有効になります。

文字配列

'<FactoryDefaultRules>' (既定)

CodeAnalysisExtraOptions

Simulink Design Verifier との互換性をもつようにコンパイルされた S-Function を解析するための追加オプション。S-Function および C/C++ コードのサポートの制限事項と考慮事項を参照してください。

文字配列

'' (既定)

CoverageDataFile

達成されたカバレッジ オブジェクティブに関するデータが含まれるファイル名およびフォルダーを指定します。

このパラメーターは、IgnoreCovSatisfied'on' に設定されている場合に有効になります。

文字配列

'' (既定)

CovFilter

テスト生成解析と設計エラー検出解析において、カバレッジ フィルター ファイルに保存されているテスト オブジェクティブを無視するかどうかを指定します。

オンに設定すると、このパラメーターは CovFilterFileName を有効にします。

'on'
'off' (既定)

CovFilterFileName

テスト生成解析と設計エラー検出解析において、解析から除外するオブジェクティブを含むカバレッジ フィルター ファイルの名前を指定します。

このパラメーターは、CovFilter'on' に設定されている場合に有効になります。

文字配列

'' (既定)

DataFileName

解析時に生成され、sldvData 構造体に格納されたデータを含む MAT ファイルのファイル名およびフォルダーを指定します。

文字配列

'$ModelName$_sldvdata' (既定)

DesignMinMaxCheck

モデル内の中間信号および出力信号が、指定された最小制約と最大制約の範囲内にあることをチェックするかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)

DesignMinMaxConstraints

指定された最小値および最大値をモデル内の入力信号に対する制約として考慮するテスト ケースを Simulink Design Verifier ソフトウェアが生成するかどうかを指定します。

'on' (既定)
'off'

DetectActiveLogic

モデルのアクティブ ロジックを解析するかどうかを指定します。

このパラメーターは、DetectDeadLogic'on' に設定されている場合のみ有効になります。

'on'
'off' (既定)

DetectBlockInputRangeViolations

モデルのブロック入力範囲違反を解析するかどうかを指定します。

詳細については、指定したブロック入力範囲違反を参照してください。

'on'
'off' (既定)

DetectDeadLogic

モデルのデッド ロジックを解析するかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)

DetectDivisionByZero

モデルでゼロ除算エラーを解析するかどうかを指定します。

'on' (既定)
'off'

DetectDSMAccessViolations

データ ストアのアクセス違反についてモデルを解析するかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)
DetectHISMViolationsHisl_0002

非有限の結果の原因となる rem 演算および reciprocal 演算の使用方法をチェックするかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)
DetectHISMViolationsHisl_0003

負になる可能性のある入力をもつ Square Root 演算の使用方法をチェックするかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)
DetectHISMViolationsHisl_0004

非有限の結果の原因となる log 演算および log10 演算の使用方法をチェックするかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)
DetectHISMViolationsHisl_0028

0 または負になる可能性のある入力をもつ Reciprocal Square Root ブロックの使用方法をチェックするかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)

DetectInfNaN

モデルの非有限で NaN の浮動小数点値を解析するかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)

DetectIntegerOverflow

モデルで整数または固定小数点データのオーバーフロー エラーを解析するかどうかを指定します。

'on' (既定)
'off'

DetectOutOfBounds

モデルについて範囲外の配列へのアクセス エラーを解析するかどうかを指定します。

'on' (既定)
'off'

DetectSubnormal

モデルの非正規浮動小数点値を解析するかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)

DisplayReport

Simulink Design Verifier 解析の完了後、生成されたレポートを表示します。

このパラメーターは、SaveReport'on' に設定されている場合に有効になります。

'on' (既定)
'off'

ExistingTestFile

ログに記録されたテスト ケース データを含む MAT ファイルのフォルダーおよびファイル名を指定します。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に、ExtendExistingTests'on' に設定されている場合に有効になります。

文字配列

'' (既定)

ExtendExistingTests

ハーネス モデルまたは閉ループ シミュレーション モデルからログを記録されたテスト ケースをインポートして、Simulink Design Verifier 解析を拡張します。

'on' に設定すると、このパラメーターは ExistingTestFileIgnoreExistTestSatisfied を有効にします。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に設定されている場合に有効になります。

'on'
'off' (既定)

HarnessModelFileName

ハーネス モデルのファイル名およびフォルダーを指定します。

このパラメーターは、SaveHarnessModel'on' に設定されている場合に有効になります。

文字配列

'$ModelName$_harness' (既定)

HarnessSource

ハーネス モデルの Inputs ブロックのタイプを指定します。

このパラメーターは、SaveHarnessModel'on' に設定されている場合に有効になります。

'Signal Editor' (既定)
'Signal Builder'

IgnoreCovSatisfied

CoverageDataFile に指定されたとおり、達成されたカバレッジ オブジェクティブを無視してモデルを解析するように指定します。

'on'
'off' (既定)

IgnoreExistTestSatisfied

ExistingTestFile にログが作成されたテスト ケースで達成されたカバレッジ オブジェクティブを無視します。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に、ExtendExistingTests'on' に設定されている場合に有効になります。

'on' (既定)
'off'

IncludeRelationalBoundary

関係演算子の境界オブジェクティブを達成するテスト ケースを生成するように指定します。
'on'
'off' (既定)

MakeOutputFilesUnique

ソフトウェアにより数字の接尾辞を追加して、出力ファイル名を一意にするかどうかを指定します。

'on' (既定)
'off'

MaxProcessTime

Simulink Design Verifier がモデルの解析に費やす最大時間を秒単位で指定します。

最大解析時間の値は、解析に指定しても構わない値に設定できます。また、解析はいつでも停止できます。

倍精度

300 (既定)

MaxTestCaseSteps

テスト オブジェクティブを達成する目的で実行するシミュレーション ステップの最大数を指定します。

この解析は、テスト生成解析の特定の一部を実行中に MaxTestCaseSteps パラメーターを使用して、テスト生成で使用されるステップ数を制限します。このパラメーターに小さい値を設定すると、制限された解析の部分はより短時間で完了します。大きな値を設定すると、制限された解析部分には長い時間がかかりますが、解析のこれらの部分に対しより長いテスト ケースを生成することができます。

最適なパフォーマンスを達成するには、MaxTestCaseSteps パラメーターの値を、最長の必須テスト ケースを制限できる十分大きな値に設定します。最終的に生成されるテスト ケースがこの値を超えて長くなる場合でも同様です。

TestSuiteOptimization パラメーターを 'LongTestCases' 解析のテスト生成に連続的な受け渡しが使用されるため、より多くのオブジェクティブが達成されるように潜在的なテスト ケースが拡張されます。解析では MaxTestCaseSteps パラメーターがテスト生成の個々の反復に適用されます。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に設定されている場合に有効になります。

int32

10000 (既定)

MaxViolationSteps

ソフトウェアがプロパティ違反を検索しない、上限のシミュレーション ステップ数を指定します。

このパラメーターは、Mode'PropertyProving' に、ProvingStrategy'FindViolation' または 'ProveWithViolationDetection' に設定されている場合に有効になります。

int32

20 (既定)

Mode

解析モードを指定します。

'TestGeneration' (既定)
'PropertyProving'
'DesignErrorDetection'

ModelCoverageObjectives

達成するモデル カバレッジのタイプを指定します。

ModelCoverageObjectives'MCDC' に設定すると、Simulink Design Verifier ソフトウェアは、判定カバレッジおよび条件カバレッジに関するすべてのカバレッジ オブジェクティブを有効にします。条件カバレッジに関するカバレッジを有効にすると、すべての判定カバレッジおよび条件カバレッジの結果も有効になります。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に設定されている場合に有効になります。

'None'
'Decision'
'ConditionDecision' (既定)
'MCDC'
'EnhancedMCDC'

ModelReferenceHarness

Model ブロックを使用して、ハーネス モデルで実行するモデルを参照します。

'on'
'off' (既定)

OutputDir

Simulink Design Verifier ソフトウェアによる出力の書き込み先のパス名を指定します。

文字配列

'sldv_output/$ModelName$' (既定)

ParameterConfiguration

Simulink Design Verifier 解析中にパラメーターを構成する方法を指定します。

'None' (既定)
'Auto'
'DetermineFromGeneratedCode'
'UseParameterTable'
'UseParameterConfigFile'

ParametersConfigFileName

モデルのパラメーター コンフィギュレーションを定義する MATLAB® 関数を指定します。

このパラメーターは、Parameters'on' に設定されている場合に有効になります。このパラメーターは、ParametersUseConfig'on' に設定されている場合に無効になります。

文字配列

'sldv_params_template.m' (既定)

ProofAssumptions

モデル内の Proof Assumption ブロックを有効にするか無効にするかを指定します。

'EnableAll'
'DisableAll'
'UseLocalSettings' (既定)

ProvingStrategy

プロパティ証明の手法を指定します。

'FindViolation'
'Prove' (既定)
'ProveWithViolationDetection'

RandomizeNoEffectData

テスト オブジェクティブまたは証明オブジェクティブに影響しない入力信号に、ゼロでなく乱数値を使用するかどうかを指定します。

'on'
'off' (既定)

RebuildModelRepresentation

Simulink Design Verifier 解析用のモデル表現を再作成するかどうかを指定します。

'Always'
'IfChangeIsDetected' (既定)

ReduceRationalApprox

有利近似のインスタンスを減らす目的で追加の解析を実行するかどうかを指定します。

'on' (既定)
'off'

RelativeTolerance

関係演算子の境界テストで使用される許容誤差の相対値を指定します。

double{'0.01'}

ReportFileName

解析レポートのフォルダー名およびファイル名を指定します。

このパラメーターは、SaveReport'on' に設定されている場合に有効になります。

文字配列

'$ModelName$_report' (既定)

ReportIncludeGraphics

プロパティのスクリーン ショットをレポートに含めます。プロパティ証明モードでのみ有効です。

このパラメーターは、SaveReport'on' に、Mode'PropertyProving' に設定されている場合に有効になります。

'on'
'off' (既定)

SaveExpectedOutput

テスト ケースの信号を使用してモデルのシミュレーションを実行し、Simulink Design Verifier データ ファイルに出力値を格納します。

'on'
'off' (既定)

SaveHarnessModel

Simulink Design Verifier 解析で生成されたハーネス モデルを作成します。

SaveReport'on' に設定した場合は、このパラメーターも 'on' に設定しなければなりません。

'on' に設定すると、このパラメーターは HarnessModelFileName を有効にします。

'on'
'off' (既定)

SaveReport

Simulink Design Verifier レポートを生成して保存します。

このパラメーターを 'on' に設定した場合は、SaveHarnessModel'on' に設定しなければなりません。

'on' に設定すると、このパラメーターは ReportFileNameReportIncludeGraphics および DisplayReport を有効にします。

'on'
'off' (既定)

SFcnSupport

Simulink Design Verifier との互換性をもつようにコンパイルされた S-Function のサポートを有効にします。S-Function および C/C++ コードのサポートの制限事項と考慮事項を参照してください。

'on' (既定)
'off'

StrictEnhancedMCDC

拡張 MCDC 解析に厳密な伝播条件を使用するかどうかを指定します。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に、ModelCoverageObjectives'EnhancedMCDC' に設定されている場合に有効になります。

'on'
'off' (default)

TestConditions

モデル内の Test Condition ブロックを有効にするか無効にするかを指定します。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に設定されている場合に有効になります。

'EnableAll'
'DisableAll'
'UseLocalSettings' (既定)

TestgenTarget

モデル、最上位モデルとして生成されたコード、またはモデル参照として生成されたコードとして、テスト生成ターゲットを指定します。

文字配列

'Model' (既定)

'GenCodeTopModel'

'GenCodeModelRef'

TestObjectives

モデル内の Test Objective ブロックを有効にするか無効にするかを指定します。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に設定されている場合に有効になります。

'EnableAll'
'DisableAll'
'UseLocalSettings' (既定)

TestSuiteOptimization

テスト ケースの生成時に使用する最適化手法を指定します。

このパラメーターは、Mode'TestGeneration' に設定されている場合に有効になります。

[LargeModel (Nonlinear Extended)] を使用してモデルを解析する場合、ソフトウェアでは、このオプションが削除されたという警告メッセージが表示され、代わりに [Auto] を使用するよう提案されます。

'Auto' (既定)
'IndividualObjectives'
'LongTestCases'
'LargeModel (Nonlinear Extended)'

UseParallel

並列計算でテスト ケースまたは反例を検証するかどうかを指定します。このオプションには Parallel Computing Toolbox™ のライセンスが必要です。

'on'
'off' (default)

代替方法

解析オプションを設定するには、[Design Verifier] タブの [準備] セクションにあるモード設定のドロップダウン メニューから [設定] をクリックします。

バージョン履歴

R2007a で導入