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sldvrun

説明

status = sldvrun は、現在のモデルを解析し、モデル カバレッジを提供するテスト ケースまたはモデル プロパティを証明するテスト ケースを生成します。

status = sldvrun(model) は、model を解析し、モデル カバレッジを提供するテスト ケースまたはモデル プロパティを証明するテスト ケースを生成します。モデルが参照している構成オプションを使用して解析モードが選択されます。

status = sldvrun(subsystem) は、Atomic サブシステム subsystem を新しいモデルに変換し、設計検証解析を新しいモデルで実行します。

status = sldvrun(model, options) は、sldvoptions オブジェクト options を使用して model を解析します。

[status, filenames, msg] = sldvrun(model, options) は、model を解析し、解析時にソフトウェアで作成された filenames を返します。さらに、構造体 msg でエラーと警告の情報を返します。

[status, filenames, msg] = sldvrun(model, options, showUI, startCov) は、showUItrue に設定した場合、解析時にログ ウィンドウを開きます。showUIfalse に設定した場合、sldvrun は MATLAB® コマンド ラインに出力を表示します。

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この例では、sldvrun でモデルが参照している構成オプションを使用して解析モードを選択する方法を示します。

モデル sldvdemo_cruise_control を開きます。

openExample('simulinktest/GenerateAndImportTestCasesFromSLDVExample', ...
'supportingFile','sldvdemo_cruise_control')

いずれの解析モードも選択せずに sldvdemo_cruise_control の解析を実行します。

model = ('sldvdemo_cruise_control')
sldvrun(model)

sldvrun は、モデルが参照している [テストの生成] オプションを使用して、テスト生成解析を実行します。

sldvoptionsパラメーターを設定し、指定したオプションを使用してモデルを解析します。

sldvoptions パラメーターを設定します。

opts = sldvoptions;
opts.Mode = 'TestGeneration';              % Perform test-generation analysis
opts.ModelCoverageObjectives = 'MCDC';     % MCDC coverage
opts.SaveHarnessModel = 'off';             % Don't save harness as model file
opts.SaveReport = 'on';                    % Save the HTML report

sldvdemo_cruise_control モデルを開き、指定したオプションを使用してモデルを解析します。

openExample('sldv/CruiseControlTestGenerationExample',...
'supportingFile', 'sldvdemo_cruise_control');
[ status, files ] = sldvrun('sldvdemo_cruise_control', opts);

入力引数

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Simulink® モデルの名前またはハンドル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

Simulink モデル内の Atomic サブシステムの名前またはハンドル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

解析オプション。sldvoptionsオブジェクトの名前を含む文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

解析時にログ ウィンドウにメッセージを表示するオプション。以下として指定します。

数値または logical 1 (true) — ログ ウィンドウにメッセージを表示します。
数値または logical 0 (false) — コマンド ウィンドウにメッセージを表示します。

モデル カバレッジ オブジェクト。cvdata (Simulink Coverage)オブジェクトの名前を含む文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

出力引数

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解析時に Simulink Design Verifier™ で生成されたファイルの名前。次のフィールドをもつ構造体として返されます。

フィールド説明

DataFile

生の入力データを含む MAT ファイル

HarnessModel

Simulink ハーネス モデル

Report

シミュレーション結果の HTML レポート

ExtractedModel

サブシステムから抽出された Simulink モデル

BlockReplacementModel

ブロック置換後に取得された Simulink モデル

解析のステータス。次のいずれかの値として返されます。

フィールド説明

'-1'

解析の最大処理時間を超過

'0'

エラー

'1'

処理が正常に完了

エラーと警告の情報。次のフィールドをもつ構造体として返されます。

フィールド説明

sourceFullName

エラーまたは警告の原因となったモデル要素の絶対パス

objH

エラーまたは警告の原因となったモデル オブジェクトのハンドル

reportedBy

エラーまたは警告のメッセージを生成したコンポーネントまたはモジュールの名前

msg

エラーまたは警告のメッセージ テキスト

msgid

エラーまたは警告のメッセージの一意の識別子

msgargs

エラーまたは警告のメッセージの構成に使用されている引数の配列

代替方法

Simulink Design Verifier で解析を実行するには、[Design Verifier] タブの [モード] セクションで以下のいずれかのオプションを使用します。

  • [設計エラー検出] を選択し、[設計エラーの検出] をクリックします。

  • [テスト生成] を選択し、[テストの生成] をクリックします。

  • [プロパティ証明] を選択し、[プロパティの証明] をクリックします。

バージョン履歴

R2007a で導入

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