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sldvmakeharness

ハーネス モデルの生成

説明

[savedHarnessFilePath] = sldvmakeharness(model) は、Simulink® モデルへのハンドルまたはモデル名である model からテスト ハーネスを生成します。sldvmakeharness は、生成されたハーネス モデルのパスとファイル名を savedHarnessFilePath で返します。sldvmakeharness は、空のハーネス モデルを作成します。テスト ハーネスには、すべての入力信号に既定値を指定する既定のテスト ケースが 1 つ含まれます。

[savedHarnessFilePath] = sldvmakeharness(model, dataFile) は、データ ファイル dataFile からテスト ハーネスを生成します。

[savedHarnessFilePath] = sldvmakeharness(model, dataFile, harnessOpts) は、dataFile と、ハーネス作成オプションを指定する harnessOpts を使用して、model からテスト ハーネスを生成します。dataFile が使用できない場合は、dataFile の代わりに '' が必要です。

ソフトウェアでハーネスを生成した場合でも、ご利用のモデルが Simulink Design Verifier™ ソフトウェアとの互換性があることを意味しているわけではありません。

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既定のオプションを使用して、sldvdemo_cruise_control モデルのテスト ハーネスを作成します。

既定のオプションを使用して sldvdemo_cruise_control モデルを開き、ハーネス モデルを作成します。

openExample('sldv/CruiseControlTestGenerationExample',...
'supportingFile', 'sldvdemo_cruise_control');
harnessopts=sldvharnessopts();
[harnessfile] = sldvmakeharness('sldvdemo_cruise_control', '', harnessopts);

入力引数

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Simulink モデルへのハンドルまたはモデル名。

sldvData ファイル、構造体、またはスプレッドシートの名前。

sldvmakeharness の構成を指定するフィールドをもつ構造体。次の表にまとめています。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'Description','My new description.'

ハーネス モデルを作成するファイル パスを指定します。無効なパスが指定された場合、sldvmakeharness はハーネス モデルを保存しませんが、そのハーネス モデルを作成して開きます。このオプションが指定されていない場合、sldvmakeharness は新しいハーネス モデルを生成し、MATLAB® の現在のフォルダーに保存します。

既定の設定: ''

model を含むテスト ハーネス モデルを Model ブロックに生成します。false の場合、テスト ハーネス モデルには model のコピーが含まれます。

既定の設定: true

true の場合、ハーネス モデルの Signal Editor ブロックは、モデル内で使用される入力信号のみに関する信号をもちます。使用される入力信号を検出するには、model にソフトウェアとの互換性がなければなりません。

harnessSource パラメーターが Signal Builder に設定されているとき、ハーネス モデルの Signal Builder ブロックは、モデル内の入力信号と未使用のバス信号で構成されます。

既定の設定: false

Signal Editor に設定すると、Simulink Design Verifier は、Signal Editor ブロックを Inputs ブロックとして、ハーネス モデルを生成します。

Signal Builder に設定すると、Simulink Design Verifier は、Signal Builder ブロックを Inputs ブロックとして、ハーネス モデルを生成します。

既定の設定: Signal Editor

メモ

既定の harnessOpts オブジェクトを作成するには、sldvharnessopts を使用します。

出力引数

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生成されたハーネス モデルのパスとファイル名。

代替方法

sldvmakeharness は、モデルを解析せずにテスト ハーネス モデルを作成します。モデルを解析してテスト ハーネスを生成するには、次の操作を実行します。

  1. モデルを開きます。

  2. [Design Verifier] タブの [準備] セクションのモード設定のドロップダウン メニューから、[設定] をクリックします。

  3. [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [Design Verifier][結果] ペインの [ハーネス モデル オプション] で、必要なオプションを設定します。

  4. [OK] をクリックします。

  5. テスト生成解析を実行するには、[Design Verifier] タブの [モード] セクションで、[テスト生成] を選択します。

  6. [テストの生成] をクリックします。

バージョン履歴

R2009b で導入