Design Verifier ペイン: 設計エラー検出
設計エラー検出ペインの概要
Simulink® Design Verifier™ による解析モデルの実行時エラー検出方法を制御するオプションを指定します。
デッド ロジック (一部)
モデルのデッド ロジックを解析するかどうかを指定します。これは結果として部分的な解析となる可能性があります。常に網羅的解析を実行するには、[網羅的解析を実行] を選択します。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルで特定されたデッド ロジックをレポートします。
オフ
デッド ロジックの解析を行いません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectDeadLogic |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
網羅的解析を実行
モデルでデッド ロジックの網羅的解析を実行するかどうかを指定します。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルでデッド ロジックの網羅的解析を実行します。
オフ
モデルでデッド ロジックの網羅的解析を実行しません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectActiveLogic |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[デッド ロジック (一部)] を選択します。
参考
解析するカバレッジ オブジェクティブ
モデルでデッド ロジックの解析を行うカバレッジ オブジェクティブを指定します。
設定
既定の設定: 'ConditionDecision'
- 判定
デッド ロジックの判定カバレッジ オブジェクティブを解析します。
- 条件判定
デッド ロジックの条件判定カバレッジ オブジェクティブを解析します。
- MCDC
デッド ロジックの改良条件判定カバレッジ (MCDC) オブジェクティブを解析します。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDeadLogicObjectives |
タイプ: 文字配列 |
値: 'Decision' | 'ConditionDecision' | 'MCDC' |
既定の設定: 'ConditionDecision' |
依存関係
このパラメーターは [デッド ロジック (一部)] に依存しており、[デッド ロジック (一部)] が共に有効になっている場合にのみ動作します。
参考
配列の範囲外へのアクセス
モデルで配列の範囲外へのアクセス エラーを解析するかどうかを指定します。
設定
既定の設定: オン
オン
モデル内の配列の範囲外へのアクセス エラーをレポートします。
オフ
モデル内の配列の範囲外へのアクセス エラーをレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectOutOfBounds |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'on' |
参考
データ ストアのアクセス違反
データ ストアのアクセス違反についてモデルを解析するかどうかを指定します。設計エラー検出は、Data Store Memory ブロックに関連する以下の違反をチェックします。
書き込み前の読み取り
読み取り後の書き込み
書き込み後の書き込み
設定
既定の設定: オフ
オン
モデル内のデータ ストアのアクセス違反をレポートします。
オフ
モデル内のデータ ストアのアクセス違反をレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectDSMAccessViolations |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
ゼロ除算
モデルでゼロ除算エラーを解析するかどうかを指定します。
設定
既定の設定: オン
オン
モデル内のゼロ除算エラーをレポートします。
オフ
モデル内のゼロ除算エラーをレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectDivisionByZero |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'on' |
参考
整数のオーバーフロー
モデルで整数または固定小数点データのオーバーフロー エラーを解析するかどうかを指定します。
設定
既定の設定: オン
オン
モデル内の整数または固定小数点データのオーバーフロー エラーをレポートします。
オフ
モデル内の整数または固定小数点データのオーバーフロー エラーをレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectIntegerOverflow |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'on' |
参考
非有限で NaN の浮動小数点値
モデルの非有限で NaN の浮動小数点値を解析するかどうかを指定します。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデル内の非有限で NaN の浮動小数点値についてレポートします。
オフ
モデル内の非有限で NaN の浮動小数点値についてレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectInfNaN |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
非正規浮動小数点値
モデルの非正規浮動小数点値を解析するかどうかを指定します。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルの非正規浮動小数点値についてレポートします。
オフ
モデルの非正規浮動小数点値についてレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectSubnormal |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
指定された最小値と最大値の違反
モデル内の中間信号および出力信号がユーザー指定の最小制約および最大制約の範囲内にあることをチェックするかどうかを指定します。
設定
既定の設定: オフ
オン
中間信号および出力信号がユーザー指定の最小制約および最大制約の範囲内であることをチェックします。
オフ
中間信号および出力信号がユーザー指定の最小制約および最大制約の範囲内であることをチェックしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDesignMinMaxCheck |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
指定したブロック入力範囲違反
モデルのブロック入力範囲違反を解析するかどうかを指定します。チェックでは、次のような設定をもつブロックの入力範囲違反を検出します。
[範囲外入力の診断] パラメーターが
[警告]
または[エラー]
に設定されているブロックの場合:[default ケースの診断] パラメーターが
[警告]
または[エラー]
に設定されている Multiport Switch ブロック[近似法] パラメーターが
[CORDIC]
に設定されている Trigonometric Function ブロック
メモ
このチェックは、[内挿法] が [Akima スプライン]
または [3 次スプライン]
に設定されている場合、n-D Lookup Table ブロックのブロック入力範囲違反にフラグを立てません。
メモ
このチェックは、[関数] パラメーターが atan2
で入力信号のデータ型が double
である [CORDIC]
の [近似法] を使用する、Trigonometric Function ブロックのブロック入力範囲違反にフラグを立てません。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルのブロック入力範囲違反をレポートします。
オフ
モデルのブロック入力範囲違反をレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectBlockInputRangeViolations |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
残余演算および逆数演算の使用 - hisl_0002
非有限の結果の原因となる rem
演算および reciprocal
演算の使用方法をチェックするかどうかを指定します。
これは、高信頼性システムのモデル化の hisl_0002 チェックに対応します。詳細については、hisl_0002:Math Function ブロックの使用方法 (残余と逆数) を参照してください。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルでの hisl_0002 チェックの違反をレポートします。
オフ
モデルでの hisl_0002 チェックの違反をレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectHISMViolationsHisl_0002 |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
平方根演算の使用 - hisl_0003
負になる可能性のある入力をもつ Square Root 演算の使用方法をチェックするかどうかを指定します。
これは、高信頼性システムのモデル化の hisl_0003 チェックに対応します。詳細については、hisl_0003:Square Root ブロックの使用方法を参照してください。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルでの hisl_0003 チェックの違反をレポートします。
オフ
モデルでの hisl_0003 チェックの違反をレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectHISMViolationsHisl_0003 |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
log 演算および log10 演算の使用 - hisl_0004
非有限の結果の原因となる log
演算および log10
演算の使用方法をチェックするかどうかを指定します。
これは、高信頼性システムのモデル化の hisl_0004 チェックに対応します。詳細については、hisl_0004:Math Function ブロックの使用方法 (自然対数と 10 を底とする対数) を参照してください。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルでの hisl_0004 チェックの違反をレポートします。
オフ
モデルでの hisl_0004 チェックの違反をレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectHISMViolationsHisl_0004 |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
参考
Reciprocal Square Root ブロックの使用方法 - hisl_0028
0 または負になる可能性のある入力をもつ Reciprocal Square Root ブロックの使用方法をチェックするかどうかを指定します。
これは、高信頼性システムのモデル化の hisl_0028 チェックに対応します。詳細については、hisl_0028:Reciprocal Square Root ブロックの使用を参照してください。
設定
既定の設定: オフ
オン
モデルでの hisl_0028 チェックの違反をレポートします。
オフ
モデルでの hisl_0028 チェックの違反をレポートしません。
コマンド ライン情報
パラメーター: DVDetectHISMViolationsHisl_0028 |
タイプ: 文字配列 |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |