find
データセットから要素または要素の集合を取得
構文
説明
[
は、datasetOut
,retIndex
]=find(datasetIn
,Name
,Value
,…)Simulink.SimulationData.Dataset
オブジェクトと、プロパティ値が指定したプロパティ名および値に一致する要素のインデックスを返します。オプションの Name,Value
ペアのプロパティをコンマ区切りで指定します。Name
はプロパティ名で、Value
は対応する値です。Name
は一重引用符 (' '
) で囲まなければなりません。Name1,Value1,...,NameN,ValueN
のように、複数の名前と値のペアのプロパティを任意の順番で指定できます。
[
は、プロパティの値が次のように関数 datasetOut
,retIndex
]=find(datasetIn
,'-regexp',Name
,Value
,…)regexp
に渡されるのと同様にして正規表現を使用して要素をマッチングします。
regexp(element.Name,Value)
-regexp
の後に現れる名前と値のペアに正規表現によるマッチングを適用します。-regexp
がない場合、このメソッドではプロパティの値が次のように渡されたのと同様に要素をマッチングします。isequal(element.Name,Value)
-regexp
についての詳細は、複数のブロック パスを含む -regexpを参照してください。
複数のブロック パスを含む -regexp
-regexp
は文字型のプロパティで機能します。複数のブロック パスを指定するために、Simulink.SimulationData.BlockPath
と Simulink.BlockPath
を使用できます。たとえば、信号が参照モデルに記録される場合、Simulink.SimulationData.BlockPath
を使用して複数のブロック パスを指定できます。
このメソッドは、次の場合に、1 つ以上の個別のブロック パスが指定した Value
のパスと一致する BlockPath プロパティを含む要素を返します。
BlockPath の
Name
プロパティを伴う-regexp
Value
が文字ベクトルまたは 1 つのブロック パスをもつSimulink.SimulationData.BlockPath
型のスカラー オブジェクト
入力引数
出力引数
例
代替方法
find
を使用する代わりに、中かっこを使用してインデックス構文を効率化し、データセット内の要素を取得できます。インデックスは、変数の要素数以下のスカラーでなければなりません。たとえば、logsout
データセットの 2 番目の要素を取得します。
logsout{2}
また、get
メソッドを使用して、データセットから要素または要素のコレクションを取得できます。
バージョン履歴
R2015b で導入