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Simulink.SimulationData.DataStoreMemory

データ ストア ログ情報のコンテナー

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説明

Simulink.SimulationData.DataStoreMemory オブジェクトは、シミュレーション中に Data Store Memory ブロックからのログ情報を保存します。DataStoreMemory オブジェクトには、データ ストアに書き込むブロックに関する情報が含まれています。

作成

モデルがデータ ストアのログを記録するように構成されている場合、そのモデルをシミュレーションすると、ログ用に構成されている Data Store Memory ブロックごとに 1 つの Simulink.SimulationData.DataStoreMemory オブジェクトが作成されます。

構文

dsmobj = Simulink.SimulationData.DataStoreMemory

説明

dsmobj = Simulink.SimulationData.DataStoreMemory は、空の Simulink.SimulationData.DataStoreMemory オブジェクトを作成します。

例

プロパティ

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名前ベースのアクセスに使用する DataStoreMemory オブジェクトの名前。string または文字ベクトルとして指定します。

ログに記録されたデータ ストアのソース Data Store Memory ブロックのブロック パス。Simulink.SimulationData.BlockPath オブジェクトとして指定します。

データ ストアのスコープ。"local" または "global" として指定します。

この プロパティ は読み取り専用です。

データ ストアに書き込むブロックのブロック パス。Simulink.SimulationData.BlockPath オブジェクトのベクトルとして指定します。ベクトルの各要素は、1 つの Writer ブロックの完全なブロック パスを含んでいます。

この プロパティ は読み取り専用です。

データ ストアの書き込み回数。整数ベクトルとして指定します。

DSMWriters の第 n 要素は、Values に対する n 番目の書き込みを行う Writer のブロック パスを格納した DSMWriterBLockPaths の要素のインデックスを含みます。

ログに記録された時間とデータ。timeseries オブジェクトとして指定します。

例

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ライブ スクリプトを開く

simpleDSM モデルには、A という名前のデータ ストアを定義および初期化し、ログ記録用に構成された Data Store Memory ブロックが含まれています。このモデルには、データ ストア A に書き込む Data Store Write ブロックに接続されている Sine Wave ブロックも含まれています。データ ストアのログ記録がモデルで有効になっています。ログ記録されるデータ ストアを使用してモデルをシミュレーションすると、データ ストアのデータが 1 つ以上の Simulink.SimulationData.DataStoreMemory オブジェクトに保存されます。

モデルを開きます。その後、モデルのシミュレーションを実行します。

mdl = "simpleDSM";
open_system(mdl)
out = sim(mdl);

The simpleDSM model

シミュレーション出力は、out という名前の Simulink.SimulationOutput オブジェクトにグループ化されます。ログに記録されるデータ ストアのデータは、既定の名前 dsmout をもつ SimulationOutput オブジェクトのプロパティとして保存されます。

out
out = 
  Simulink.SimulationOutput:

                 dsmout: [1x1 Simulink.SimulationData.Dataset] 
                   tout: [51x1 double] 

     SimulationMetadata: [1x1 Simulink.SimulationMetadata] 
           ErrorMessage: [0x0 char]

データ ストアのデータを含む Simulink.SimulationData.Dataset オブジェクトにアクセスするには、ドット表記を使用します。

dsmData = out.dsmout
dsmData = 
Simulink.SimulationData.Dataset 'dsmout' with 1 element

                                  Name  BlockPath                   
                                  ____  ___________________________ 
    1  [1x1 DataStoreMemory]      A     simpleDSM/Data Store Memory

  - Use braces { } to access, modify, or add elements using index.

Data Store Memory ブロックからのログ情報を含む Simulink.SimulationData.DataStoreMemory オブジェクトにアクセスするには、中かっこを使用します。

dsm = dsmData{1}
dsm = 
  Simulink.SimulationData.DataStoreMemory
  Package: Simulink.SimulationData

  Properties:
                   Name: 'A'
              BlockPath: [1×1 Simulink.SimulationData.BlockPath]
                  Scope: 'local'
    DSMWriterBlockPaths: [1×1 Simulink.SimulationData.BlockPath]
             DSMWriters: [51×1 uint32]
                 Values: [1×1 timeseries]


  Methods, Superclasses

バージョン履歴

R2011a で導入

参考

ブロック

オブジェクト

トピック