Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

plotOnSubPlot

シミュレーション データ インスペクターのサブプロットで Simulink.sdi.Signal オブジェクトをプロット

説明

plotOnSubPlot(sig,r,c,checked) は、r および c で指定されたサブプロットで、Simulink.sdi.Signal オブジェクト sig に対応する信号をプロットまたはクリアします。

すべて折りたたむ

この例では、信号を記録して作成されたシミュレーション データ インスペクター実行の Simulink.sdi.Run オブジェクトにアクセスする方法を示します。Simulink.sdi.Run オブジェクトから、ログに記録された信号データとメタデータが含まれる Simulink.sdi.Signal オブジェクトを取得できます。Signal オブジェクトと関数 plotOnSubPlot を使用して、データをシミュレーション データ インスペクターにプロットできます。

シミュレーション実行の作成および Run オブジェクトへのアクセス

ex_vdp モデルは 2 つの信号を記録します。ログ データが含まれるシミュレーション実行を作成するには、モデルのシミュレーションを実行します。

sim('ex_vdp');

シミュレーション データ インスペクターは、シミュレーションで作成された各実行に一意の数値実行 ID を割り当てるか、データをインポートするか、セッションを開くことによって実行を追跡します。直前に実行したシミュレーションの実行オブジェクトにアクセスするには、関数 Simulink.sdi.getAllRunIDs を使用して、返されるベクトルで最後の実行 ID を取ります。

runIDs = Simulink.sdi.getAllRunIDs;
runID = runIDs(end);

実行の実行 ID を取得すると、関数 Simulink.sdi.getRun を使用して実行に対応する Simulink.sdi.Run オブジェクトを取得できます。Run オブジェクトを使用して、実行内の信号の数など、実行に関連付けられているメタデータをチェックできます。

vdpRun = Simulink.sdi.getRun(runID);

vdpRun.SignalCount
ans = int32
    2

Signal オブジェクトを使用したデータのプロット

関数 getSignalByIndex を使用して、Run オブジェクト vdpRun から信号にアクセスします。

signal1 = getSignalByIndex(vdpRun,1);
signal2 = getSignalByIndex(vdpRun,2);

関数 Simulink.sdi.setSubPlotLayout を使用して 2 行 1 列のレイアウトを指定します。

Simulink.sdi.setSubPlotLayout(2,1)

データをプロットする前に、既にプロットされている任意のデータを関数 Simulink.sdi.clearAllSubPlots を使用して消去します。

Simulink.sdi.clearAllSubPlots

サブプロットごとに 1 つの信号をプロットします。最初のサブプロットで信号をプロットするために、信号の checked プロパティを設定できます。最初のサブプロット以外のサブプロットで信号をプロットするには、関数 plotOnSubPlot を使用します。

signal1.Checked = true;
plotOnSubPlot(signal2,2,1,true);

プロットされたデータの表示

直前に作成したプロットを表示するには、関数 Simulink.sdi.view を使用してシミュレーション データ インスペクターを開きます。

入力引数

すべて折りたたむ

プロットする信号。Simulink.sdi.Signal オブジェクトとして指定します。

サブプロットの行インデックス。1 以上 8 以下の整数として指定します。

例: 1

サブプロットの列インデックス。1 以上 8 以下の整数として指定します。

例: 2

信号をサブプロットにプロットまたはクリアします。次のいずれかの値として指定します。

  • true では、サブプロットで信号がプロットされます。

  • false では、サブプロットから信号をクリアします。

データ型: logical

代替方法

シミュレーション データ インスペクターの UI を使用して、プロットのレイアウトとプロットされた信号を変更できます。詳細については、シミュレーション データの検証を参照してください。

バージョン履歴

R2017b で導入