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Simulink.sdi.setArchiveRunLimit

シミュレーション データ インスペクターのアーカイブに保持する実行数を指定

説明

Simulink.sdi.setArchiveRunLimit(limit) は、シミュレーション データ インスペクターのアーカイブに保持する実行数について制限 limit を設定します。アーカイブの実行数が指定した制限に達すると、シミュレーション データ インスペクターのアーカイブから先入れ先出しベースで実行が削除されます。

ヒント

実行数を自動で制限するには、関数 Simulink.sdi.setAutoArchiveMode を使用して前の実行をアーカイブに自動的に移動するようにシミュレーション データ インスペクターを構成し、アーカイブ実行制限を指定します。

シミュレーションからログに記録されるデータの量を制御する方法の詳細については、ログ データのサイズの制限を参照してください。

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前のシミュレーション実行をアーカイブに自動的に移動するようにシミュレーション データ インスペクターを構成します。

Simulink.sdi.setAutoArchiveMode(true)

アーカイブ実行制限を設定して、シミュレーション データ インスペクターで保持する実行数を指定します。たとえば、現在の実行のほかに前の実行を 5 つだけ保持するには、アーカイブ実行制限を 5 と指定します。

Simulink.sdi.setArchiveRunLimit(5)

シミュレーション データ インスペクターで前の実行が自動的にアーカイブに移動されます。アーカイブに 5 つの実行が格納されると、以降はシミュレーション データ インスペクターのアーカイブから先入れ先出しベースで実行データが削除されます。

現在のシミュレーションでログに記録されたデータのみ維持するようシミュレーション データ インスペクターを構成できます。反復設計とデバッグのワークフローでは、この構成によって、ディスクに不必要に記録されたデータが累積するのを防ぐことができます。

最初に、シミュレーション データ インスペクターのアーカイブの構成をチェックします。設計またはデバッグの終了後に基本設定を復元するために、アーカイブ基本設定の値を保存します。

limit = Simulink.sdi.getArchiveRunLimit;
mode = Simulink.sdi.getAutoArchiveMode;

実行をアーカイブに自動的に移動するようにシミュレーション データ インスペクターを構成します。さらに、アーカイブ実行制限を 0 に設定します。

Simulink.sdi.setAutoArchiveMode(true)
Simulink.sdi.setArchiveRunLimit(0)

モデルをシミュレートすると、シミュレーション データ インスペクターで前の実行が削除され、ビューが更新されて現在のシミュレーションの信号が表示されます。

モデルの設計またはデバッグが終了したら、シミュレーション データ インスペクターのアーカイブを前の構成に戻すことができます。

Simulink.sdi.setArchiveRunLimit(limit)
Simulink.sdi.setAutoArchiveMode(mode)

入力引数

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シミュレーション データ インスペクターのアーカイブに格納する実行の最大数。0 または正の整数の数値スカラーとして指定します。制限なしとして構成するには、-1 を指定します。

ヒント

現在の実行についてのみシミュレーション結果を保持するには、シミュレーション実行を自動的にアーカイブするようにシミュレーション データ インスペクターを構成し、アーカイブ実行制限を 0 と指定します。

Simulink.sdi.setAutoArchiveMode(true)
Simulink.sdi.setArchiveRunLimit(0)

バージョン履歴

R2018b で導入