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Simulink.sdi.getArchiveRunLimit

シミュレーション データ インスペクターのアーカイブに保持する実行数の制限を取得

説明

limit = Simulink.sdi.getArchiveRunLimit は、シミュレーション データ インスペクターでアーカイブに保持する実行数の制限を返します。戻り値が -1 の場合、実行数に制限がないことを示します。

1 つの MATLAB® セッションで複数のシミュレーションを実行すると、結果をまとめて解析できるよう、シミュレーション データ インスペクターに各シミュレーションの結果が保持されます。シミュレーション データ インスペクターのアーカイブを使用して、シミュレーション データ インスペクターで保持される実行数を管理し、実行をユーザー インターフェイスで視覚的に管理します。

ヒント

実行数を自動で制限するには、関数 Simulink.sdi.setAutoArchiveMode を使用して前の実行をアーカイブに自動的に移動するようにシミュレーション データ インスペクターを構成し、アーカイブ実行制限を指定します。

シミュレーションからログに記録されるデータの量を制御する方法の詳細については、ログ データのサイズの制限を参照してください。

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現在のシミュレーションでログに記録されたデータのみ維持するようシミュレーション データ インスペクターを構成できます。反復設計とデバッグのワークフローでは、この構成によって、ディスクに不必要に記録されたデータが累積するのを防ぐことができます。

最初に、シミュレーション データ インスペクターのアーカイブの構成をチェックします。設計またはデバッグの終了後に基本設定を復元するために、アーカイブ基本設定の値を保存します。

limit = Simulink.sdi.getArchiveRunLimit;
mode = Simulink.sdi.getAutoArchiveMode;

実行をアーカイブに自動的に移動するようにシミュレーション データ インスペクターを構成します。さらに、アーカイブ実行制限を 0 に設定します。

Simulink.sdi.setAutoArchiveMode(true)
Simulink.sdi.setArchiveRunLimit(0)

モデルをシミュレートすると、シミュレーション データ インスペクターで前の実行が削除され、ビューが更新されて現在のシミュレーションの信号が表示されます。

モデルの設計またはデバッグが終了したら、シミュレーション データ インスペクターのアーカイブを前の構成に戻すことができます。

Simulink.sdi.setArchiveRunLimit(limit)
Simulink.sdi.setAutoArchiveMode(mode)

出力引数

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シミュレーション データ インスペクターのアーカイブに格納する実行の最大数。数値スカラーとして返されます。値が -1 の場合、アーカイブに保持する実行数に制限がないことを示します。

バージョン履歴

R2018b で導入