synchronize
timetable を共通の時間ベクトルに同期し、入力 timetable からデータをリサンプリングまたは集約
構文
説明
関数 synchronize は、すべての入力 timetable から変数を収集し、それらを共通の時間ベクトルに同期して、結果を単一の timetable として返します。その効果は水平方向の連結と類似していますが、入力 timetable はそれぞれ異なる行時間をもつことができます。関数 synchronize は、timetable 変数を異なる時間に同期する際に、指定されたメソッドを使用して変数内のデータのリサンプリングまたは集約も行います。
TT = synchronize( は timetable TT1,TT2)TT を作成します。これは入力 timetable TT1 と TT2 両方の変数をすべて含み、TT1 と TT2 の行時間の和集合である行時間のベクトルに同期します。TT の行時間は、繰り返し時間のない並べ替え順序になります。
実質的には、synchronize は TT1 と TT2 の行時間が異なる場合であっても両方の変数を水平方向に連結します。その結果、次に該当する場合、synchronize は常に TT に欠損データ インジケーターを挿入します。
TT1の行時間のみがあり、TT2の変数に対応するデータがない場合TT2の行時間のみがあり、TT1の変数に対応するデータがない場合
TT1 と TT2 に同じ名前をもつ変数がある場合、synchronize はそれらの名前を変更して、両方の変数を TT にコピーします。
異なる変数に対して異なる方法を使用して値を TT に内挿または入力するには、各入力 timetable の VariableContinuity プロパティを指定します。詳細については、さまざまなメソッドを使用した timetable 変数の時間再調整と同期を参照してください。
TT = synchronize( は、TT1,TT2,newTimeBasis,method)TT1 と TT2 の変数を newTimeBasis で指定された新しい時間ベクトルに同期して TT を作成します。synchronize は、method で指定された演算を使用して、TT1 と TT2 の変数のデータをリサンプリングまたは集約します。入力引数 newTimeBasis は、synchronize が TT1 と TT2 の行時間から TT の行時間を作成する方法を指定します。
たとえば、newTimeBasis が 'union' で、method が 'linear' の場合、TT には TT1 と TT2 の行時間が含まれ、synchronize は線形内挿を使用して、入力 timetable から出力の行時間にデータをリサンプリングします。
TT = synchronize( は、TT1,TT2,newTimeStep,method)TT1 と TT2 の変数を、newTimeStep で指定した時間単位で、等間隔の新しい時間ベクトルに同期することにより、TT を作成します。
たとえば、newTimeStep が 'daily' で method が 'mean' の場合、TT には 1 日間隔の行時間が含まれ、TT1 と TT2 の各変数について TT には日次平均値が含まれます。
TT = synchronize( は、TT1,TT2,newTimeBasis)TT1 と TT2 の変数を新しい時間ベクトルに同期することにより TT を作成します。synchronize は、TT の必要な箇所に欠損データ インジケーターを挿入します。
TT = synchronize( は、TT1,TT2,newTimeStep)TT1 と TT2 の変数を、newTimeStep で指定した時間単位で、等間隔の新しい時間ベクトルに同期することにより、TT を作成します。関数 synchronize は、TT の必要な箇所に欠損データ インジケーターを挿入します。
TT = synchronize( は、1 つ以上の TT1,TT2,___,Name,Value)Name,Value ペアで指定された追加のオプションを使用して timetable を同期します。この構文では、前述のいずれかの構文の入力引数を使用できます。
TT = synchronize(TT1,...,TTN,___) は、N 個の timetable TT1,...,TTN を同期することにより、timetable TT を作成します。この構文では、前述のいずれかの構文の入力引数を使用できます。