synchronize
2 つの timeseries
オブジェクトを共通の時間ベクトルを使用して同期およびリサンプリングする
説明
メモ
この関数 synchronize
は、関数 timeseries
を使用して作成されたオブジェクトに適用されます。timeseries
より推奨される timetable
の同期の詳細については、synchronize
を参照してください。
[
は、共通の時間ベクトルと指定されたメソッドを使用して、ts1
,ts2
] = synchronize(ts1
,ts2
,synchronizemethod
)ts1
と ts2
を同期することによって 2 つの新しい timeseries
オブジェクトを作成します。
[
は、前述の構文で 1 つ以上の ts1
,ts2
] = synchronize(___,Name,Value
)Name,Value
のペアの引数によって指定された追加オプションで 2 つの新しい timeseries
オブジェクトを作成します。
例
timeseries
オブジェクトの同期
2 つの timeseries
オブジェクトを作成し、ts1.timeinfo.StartDate
が ts2.timeinfo.StartDate
の 1 日後になるようにします。
ts1 = timeseries([1 2],[datestr(now); datestr(now+1)]); ts2 = timeseries([1 2],[datestr(now-1); datestr(now)]);
ts1.timeinfo.StartDate
を ts2.timeinfo.StartDate
と一致するように変更し、ts1.Time
を 1 に変更します。
[ts1 ts2] = synchronize(ts1,ts2,'union');
次のコマンドは、ts1.timeinfo.StartDate
を保持し、ts1.Time
を 0 のままにします。
[ts1 ts2] = synchronize(ts1,ts2,'union','KeepOriginalTimes',true);
入力引数
ts1
— 1 番目の入力 timeseries
スカラー
1 番目の入力 timeseries
。スカラーとして指定します。
データ型: timeseries
ts2
— 2 番目の入力 timeseries
スカラー
2 番目の入力 timeseries
。スカラーとして指定します。
データ型: timeseries
synchronizemethod
— 同期方法
'Union'
| 'Intersection'
| 'Uniform'
同期方法。次のオプションのいずれかとして指定します。
'Union'
— 時間ベクトルts1
とts2
がオーバーラップする時間範囲で、この 2 つの時間ベクトルの結合である時間ベクトルを使用し、timeseries
オブジェクトをリサンプリングします。'Intersection'
— 時間ベクトルts1
およびts2
の共通部分となる時間ベクトルで、timeseries
オブジェクトをリサンプリングします。'Uniform'
— 以下の追加引数を必要とします。[ts1,ts2] = synchronize(ts1,ts2,'Uniform','Interval',value)
このメソッドは、等間隔の時間ベクトルで時系列をリサンプリングします。ここで
value
には、2 つの連続したサンプルの時間間隔を指定します。等間隔の時間ベクトルは、ts1
とts2
の時間ベクトルの共通部分です。間隔の単位は、ts1
とts2
のうち小さい単位です。
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: [ts1,ts2] = synchronize(ts1,ts2,'tolerance',1e-13)
InterpMethod
— 内挿法
'linear'
(既定値) | 'zoh'
同期処理で使用する内挿法。線形内挿の場合は 'linear'
、ゼロ次ホールドの場合は 'zoh'
を指定します。また、内挿法にはユーザー定義の内挿法が格納された tsdata.interpolation
オブジェクトを指定することもできます。
QualityCode
— 特性コード
[]
(既定値) | スカラー | ベクトル | 多次元配列
特性コード。[]
または -128 ~ 127 の範囲の整数のスカラー、ベクトル、または多次元配列として指定します。
特性コードの値がベクトルの場合は、時間ベクトルと同じ長さでなければなりません。各要素は、対応するデータ サンプリングに適用されます。
特性コードの値が配列の場合は、データ配列と同じサイズでなければなりません。各要素は、データ配列の対応するデータ要素に適用されます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
KeepOriginalTimes
— 元の時間インジケーター
true
| false
元の時間ベクトル。元の時間値を保持する場合は true
、別の時間値を使用する場合は false
を指定します。
データ型: logical
tolerance
— 許容誤差
1e-10
(既定値) | 実数の数値スカラー
許容誤差。ts1
と ts2
の 2 つの時間値を識別するための許容誤差を定義する実数の数値スカラーとして指定します。たとえば、ts1
の 6 番目の時間値が 5+(1e-12)
で、ts2
の 6 番目の時間値が 5-(1e-13)
の場合、既定の設定では両方とも 5 として扱われます。これらの 2 つの時間を識別するには、'tolerance'
を 1e-15
のようなより小さい値に設定します。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
出力引数
ts1
— 1 番目の出力 timeseries
スカラー
同期およびリサンプリングされた 1 番目の出力 timeseries
。スカラーとして指定します。
データ型: timeseries
ts2
— 2 番目の出力 timeseries
スカラー
同期およびリサンプリングされた 2 番目の出力 timeseries
。スカラーとして指定します。
データ型: timeseries
バージョン履歴
R2006a より前に導入
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