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timetable の時間再調整
説明
timetable の時間再調整タスクでは、timetable の行時間を対話的に変更し、その変数内のデータをリサンプリングまたは集約できます。このタスクは、ライブ スクリプト用の MATLAB® コードを自動生成します。
このタスクを使用すると、次を行うことができます。
新しい行時間でデータ値を内挿
データを時間ビンに集約 (たとえば、月次データから四半期平均を含む timetable を作成)
重複する行時間をもつ行を削除
等間隔のタイム ステップまたはサンプルレートを指定して、不規則な timetable を規則化
その他
関連する関数
[timetable の時間再調整] では、関数 retime
を使用するコードが生成されます。
タスクを開く
timetable の時間再調整タスクを MATLAB エディターでライブ スクリプトに追加するには、次を行います。
[ライブ エディター] タブで [タスク] 、 [timetable の時間再調整] を選択します。
スクリプトのコード ブロック内に、
retime
、timetable
、upsample
、downsample
などの関連キーワードを入力します。コマンドの補完候補から [timetable の時間再調整] を選択します。キーワードによっては、1 つ以上の対応するパラメーターがタスクで自動的に更新されます。
例
ライブ エディター タスクを使用した timetable データのリサンプリングと集約
この例では、ライブ エディターの timetable の時間再調整タスクを使用して timetable のデータのリサンプリングと集約を行う方法を示します。timetable 変数を調整するための別の規則を異なる方法で適用することもできます。
データ リサンプリング
データの列ベクトルを使用して timetable を作成します。行時間は 10 ~ 50 ミリ秒です。
Intensity = [100 98.7 95.2 101.4 99.1]'; Time = milliseconds([11 20 34 40.3 49.9])'; TT1 = timetable(Time,Intensity)
TT1=5×1 timetable
Time Intensity
__________ _________
0.011 sec 100
0.02 sec 98.7
0.034 sec 95.2
0.0403 sec 101.4
0.0499 sec 99.1
timetable の時間再調整タスクをライブ スクリプトに追加します。TT
内のデータをリサンプリングします。
100 Hz のサンプル レートを指定するには、
[Selection method]
メニューを使用します。線形内挿を使用して
Intensity
変数内のデータを調整するには、[General rule]
メニューを使用します。
newTimetable=5×1 timetable
Time Intensity
________ _________
0.01 sec 100.14
0.02 sec 98.7
0.03 sec 96.2
0.04 sec 101.1
0.05 sec 99.076
データの集約
bostonTT
MAT ファイルから 2 番目の timetable を読み込みます。この timetable にはボストン市の温度、風速および降水量の測定値が含まれています。測定はおよそ 6 時間ごとに行われていますが不規則です。
load bostonTT
Boston
Boston=6×3 timetable
Time Temp WindSpeed Rain
___________________ ____ _________ ____
2016-06-09 06:03:00 59.5 0.1 0.05
2016-06-09 12:00:23 63 2.3 0.08
2016-06-09 18:02:57 61.7 3.1 0.13
2016-06-10 06:01:47 55.4 5.7 0.15
2016-06-10 12:06:00 62.3 2.6 0.87
2016-06-10 18:02:57 58.8 6.2 0.33
timetable の時間再調整タスクの 2 番目のインスタンスをライブ スクリプトに追加します。データを日次の時間ビンに集約します。
1 日のタイム ステップを指定するには、
[Selection method]
メニューを使用します。timetable 変数の平均値を計算するには、
[General rule]
メニューを使用します。変数
Rain
に異なる規則を指定するには、[Exceptions]
メニューを使用します。例外を追加して、各日の最初に降水量の測定値を内挿します。
newTimetable2=2×3 timetable
Time Temp WindSpeed Rain
___________________ ______ _________ ________
2016-06-09 00:00:00 61.4 1.8333 0.019529
2016-06-10 00:00:00 58.833 4.8333 0.13993
関連する例
パラメーター
入力 timetable
— timetable の名前
ドロップダウン リストの項目
ワークスペースにあるすべての空でない timetable のリストから名前を指定します。
選択方法
— 行時間を指定する方法
ドロップダウン リストの項目
timetable の新しい行時間を計算する方法を指定します。
タイム ステップ
— 連続する等間隔の行時間の間の時間の長さ。サンプルレート
— サンプルレートまたは等間隔の行時間の頻度。ワークスペースからの時間
—datetime
値またはduration
値のベクトルであるワークスペース変数。timetable の行時間は、ベクトルの時間によって置き換えられます。時間は等間隔である必要はありません。
一般的な規則
— データ値を調整するための規則
ドロップダウン リストの項目
timetable の変数のデータ値を調整するための規則を指定します。例外が指定されない限り、この規則はすべての変数に適用されます。データ値をリサンプリングまたは集計して以下を実行できます。
欠損データ インジケーターまたは定数値でギャップを埋めます。
データ値を新しい行時間に内挿します。たとえば、100 Hz で測定されたデータを 200 Hz でリサンプリングします。
時間ビンにデータを集約します。たとえば、1 時間ごとに測定されたデータ値から日次平均値を計算します。
例外
— 指定された値を調整するための異なる規則
ドロップダウン リストの項目
[追加] ボタンをクリックします。次に、表示される変数名のドロップダウン リストから timetable 変数を指定します。
指定された変数のデータを調整するには、変数名の右側にある規則のドロップダウン リストから規則を選択します。例外の規則は一般的な規則とは異なる場合があります。
他の timetable 変数用の例外を指定するには、1 つ目の例外の右側にある [+] ボタンをクリックします。前の例外の下に、変数名と規則の新しいドロップダウン リストが表示されます。
バージョン履歴
R2020a で導入R2022a: 入力に 100 万個を超える要素がある場合、ライブ エディター タスクは自動実行されない
入力に 100 万個を超える要素がある場合、このライブ エディター タスクは自動実行されません。以前のリリースでは、入力がどのようなサイズでもタスクは必ず自動実行されていました。入力の要素が多い場合、このタスクで生成されたコードは実行にかなりの時間 (数秒間以上) を要することがあります。
タスクが自動的に実行されない場合、自動実行インジケーターが無効になります。必要に応じてタスクを手動で実行するか、タスクの自動実行の有効化を選択することができます。
R2020b: [timetable の時間再調整] ライブ エディター タスク: データ調整時の既定の一般的な規則として線形内挿を使用
R2020b では、[timetable の時間再調整] ライブ エディター タスクでデータを調査するための既定の一般的な規則は、線形内挿です。以前のリリースでは、既定の一般的な規則は、出力 timetable のギャップを欠損値で埋めることでした。
ただし、R2020b でも、次のいずれかの条件が満たされる場合は、既定の規則はギャップを欠損値で埋めることになります。
入力 timetable の行時間が並べ替えられていない。
入力 timetable に、データ型が数値、
datetime
、duration
のいずれでもない変数が少なくとも 1 つある。
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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