plus, +
数値の加算と string の付加
説明
例
配列へのスカラーの加算
string の付加
1 行 3 列の string 配列を 2 つ作成し、配列内の同様に配置された string を追加します。
s1 = ["Red" "Blue" "Green"]
s1 = 1x3 string
"Red" "Blue" "Green"
s2 = ["Truck" "Sky" "Tree"]
s2 = 1x3 string
"Truck" "Sky" "Tree"
s = s1 + s2
s = 1x3 string
"RedTruck" "BlueSky" "GreenTree"
2 つの配列の加算
2 つの配列 A
および B
を作成し、これらを加算します。
A = [1 0; 2 4]; B = [5 9; 2 1]; C = A + B
C = 2×2
6 9
4 5
A
の要素が B
の対応する要素に加算されます。
行ベクトルと列ベクトルの加算
1 行 2 列の行ベクトルと 3 行 1 列の列ベクトルを作成し、それらを加算します。
a = 1:2; b = (1:3)'; a + b
ans = 3×2
2 3
3 4
4 5
結果は、3 行 2 列の行列になります。ここで、行列の各 (i,j) 要素は (j) + b(i)
と等しくなります。
ベクトルを行列に追加
配列 A
を作成し、これに列ベクトルを追加します。ベクトルは A
と同じサイズの行列であるかのように扱われ、ベクトルの各要素は A
の行に追加されます。
A = [1 2 3; 4 5 6]
A = 2×3
1 2 3
4 5 6
b = [10; 100]
b = 2×1
10
100
A + b
ans = 2×3
11 12 13
104 105 106
入力引数
A
, B
— オペランド
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
オペランド。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。入力 A
と B
は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません (たとえば、A
が M
行 N
列の行列で、B
がスカラーまたは 1
行 N
列の行ベクトル)。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
一方の入力が string 配列である場合、もう一方の入力には数値、文字、string、または cell 配列を指定できます。この場合、
plus
は非 string 入力を string 配列に変換してから、入力の対応する要素を付加します。整数データ型のオペランドは、複素数にできません。
一方の入力が
datetime
配列、duration
配列またはcalendarDuration
配列の場合、もう一方の入力の数値は、1 日を 24 時間とする日数として扱われます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
| char
| string
| datetime
| duration
| calendarDuration
複素数のサポート: あり
ヒント
テキストを付加する場合、
plus
は string 配列に対してのみ実行されます。文字ベクトルまたは cell 配列にテキストを付加するには、関数append
を使用します。
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
この関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
single 型オペランドと double 型オペランドで
plus
を使用する場合、生成されたコードでは MATLAB® と同じ結果が得られない可能性があります。single 型と double 型のオペランドをもつ要素単位の二項演算 (MATLAB Coder)を参照してください。
GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。
HDL コード生成
HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための Verilog および VHDL のコードを生成します。
入力を logical
データ型にすることはできません。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
使用上の注意事項および制限事項:
64 ビット整数はサポートされません。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2020b: 暗黙的な拡張の変更は calendarDuration
配列、datetime
配列、および duration
配列に影響
R2020b 以降、引数が calendarDuration
配列、datetime
配列、または duration
配列である場合に、plus
は暗黙的な拡張をサポートします。R2020a と R2016b の間は、暗黙的な拡張は数値データ型および string データ型でのみサポートされていました。
R2016b: 暗黙的な拡張の変更は演算子の引数に影響
R2016b から暗黙的な拡張が追加されたことにより、それまで基本演算でエラーを返していた一部の引数の組み合わせで、結果が出力されるようになりました。たとえば、以前は行ベクトルと列ベクトルを加算できませんでしたが、それらのオペランドは現在、加算で有効になっています。つまり、[1 2] + [1; 2]
のような式は、以前はサイズの不一致エラーを返していましたが、実行されるようになりました。
コードで要素単位の演算子を使用し、以前 MATLAB の返していたサイズの不一致エラーに依存している場合 (特に try
/catch
ブロック内)、コードは今後、これらのエラーをキャッチしなくなることがあります。
基本的な配列演算に必要な入力サイズの詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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