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append
文字列の結合
説明
str = append(
は、str1,...,strN
)str1,...,strN
のテキストを結合します。各入力引数には、string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列を指定できます。
いずれかの入力が string 配列の場合、出力は string 配列になります。
いずれかの入力が cell 配列で、string 配列の入力がない場合、出力は文字ベクトルの cell 配列になります。
すべての入力が文字ベクトルである場合、出力は文字ベクトルになります。
関数 strcat
とは異なり、append
ではすべてのデータ型の入力引数の末尾にある空白文字が保持されます。
例
文字列の結合
2 つの string を結合します。
str1 = "Good"; str2 = "Morning";
関数 append
を使用して結合します。
str = append(str1,str2)
str = "GoodMorning"
入力 string の間に空白を追加するには、空白文字を別の入力引数として指定します。
str = append(str1,' ',str2)
str = "Good Morning"
あるいは、plus
演算子を使用して string を結合することができます。
str = str1 + ' ' + str2
str = "Good Morning"
ただし、入力引数が string、文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列のいずれであるかがわからない場合、ベスト プラクティスは append
を使用することです。
文字ベクトルの結合
2 つの文字ベクトルを作成します。1 番目の文字ベクトルの末尾に空白文字を 1 文字含めます。
chr1 = 'Hello '; chr2 = 'World';
これらを結合して 1 つの文字ベクトルにします。
chr3 = append(chr1,chr2)
chr3 = 'Hello World'
関数 append
は、関数 strcat
とは異なり、末尾の空白文字を常に保持します (strcat
は文字ベクトルから末尾の空白文字を削除します)。
chr4 = strcat(chr1,chr2)
chr4 = 'HelloWorld'
テキスト配列の結合
string 配列または文字ベクトルの cell 配列を、要素単位で結合できます。また、入力配列の要素にひとまとまりのテキストを付加することもできます。
ファイル名の配列を作成します。
names = ["data" "report" "slides"]
names = 1x3 string
"data" "report" "slides"
names
の各要素について異なる拡張子をもつ、ファイルの拡張子名の配列を作成します。
ext = [".xlsx" ".docx" ".pptx"]
ext = 1x3 string
".xlsx" ".docx" ".pptx"
ファイル名と拡張子を結合します。
str1 = append(names,ext)
str1 = 1x3 string
"data.xlsx" "report.docx" "slides.pptx"
それぞれの名前に同じ拡張子を付加するには、文字ベクトルまたは string スカラーを使用します。
str2 = append(names,'.mat')
str2 = 1x3 string
"data.mat" "report.mat" "slides.mat"
暗黙的な拡張
関数 append
は、配列の暗黙的な拡張をサポートしています。たとえば、列ベクトルと行ベクトルの string を結合して、2 次元 string 配列を作成できます。
string の列ベクトルを作成します。次に、行ベクトルを作成します。
str1 = ["A";"B";"C"]
str1 = 3x1 string
"A"
"B"
"C"
str2 = ["1" "2" "3" "4"]
str2 = 1x4 string
"1" "2" "3" "4"
str1
と str2
を結合します。
str = append(str1,str2)
str = 3x4 string
"A1" "A2" "A3" "A4"
"B1" "B2" "B3" "B4"
"C1" "C2" "C3" "C4"
入力引数
str1,...,strN
— 入力テキスト
string 配列 | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列
入力テキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として指定します。
関数 append
は "互換性のあるサイズ" をもつ入力引数をサポートしています。
各次元が次のいずれかの条件を満たす場合、string 配列と文字ベクトルの cell 配列は互換性のあるサイズをもちます。
すべての配列について、その次元の長さが等しい。
1 つ以上の配列について、その次元の長さが 1 に等しい。それ以外の配列について、長さが 1 でないが互いに等しい。
文字ベクトルは常にその他すべての入力引数と互換性があります。文字ベクトルは常に、他の文字ベクトルへの付加、あるいは string 配列または文字ベクトルの cell 配列の要素への付加ができます。
互換性のあるサイズをもつ配列の結合の詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
関数
append
は、入力引数が異種混合の可変サイズ cell 配列の組み合わせである場合、コード生成をサポートしません。append
に対するすべての文字入力 (cell 配列内の文字ベクトルを含む) は、コンパイル時の行ベクトルでなければなりません。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
バージョン履歴
R2019a で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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