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eraseBetween
開始点と終了点の間の部分文字列を削除
構文
説明
例
部分文字列の間のテキストを削除
string 配列を作成します。次に、部分文字列の間に出現するテキストを削除します。
str = "The quick brown fox"
str = "The quick brown fox"
部分文字列 "quick"
と " fox"
の間に出現するテキストを削除します。関数 eraseBetween
はテキストを削除しますが、"quick"
や " fox"
は削除しません。
newStr = eraseBetween(str,"quick"," fox")
newStr = "The quick fox"
string 配列の各要素から部分文字列を削除します。開始インジケーターと終了インジケーターとして異なる部分文字列を指定する場合、それらは、str
と同じサイズの string 配列または文字ベクトルの cell 配列に含まれなければなりません。
str = ["The quick brown fox jumps";"over the lazy dog"]
str = 2x1 string
"The quick brown fox jumps"
"over the lazy dog"
startPos = ["quick";"the"]; endPos = [" fox";" dog"]; newStr = eraseBetween(str,startPos,endPos)
newStr = 2x1 string
"The quick fox jumps"
"over the dog"
パターンの間のテキストを削除
タグで囲まれたテキストをもつ string 配列を作成します。
str = ["<courseName>Calculus I</courseName>"; "<semester>Fall 2020</semester>"; "<schedule>MWF 8:00-8:50</schedule>"]
str = 3x1 string
"<courseName>Calculus I</courseName>"
"<semester>Fall 2020</semester>"
"<schedule>MWF 8:00-8:50</schedule>"
タグで囲まれたテキストを削除します。関数 wildcardPattern
を使用し、最初に任意の開始タグおよび終了タグと一致するパターンを作成します。
startPat = "<" + wildcardPattern + ">"
startPat = pattern
Matching:
"<" + wildcardPattern + ">"
endPat = "</" + wildcardPattern + ">"
endPat = pattern
Matching:
"</" + wildcardPattern + ">"
次に、関数 eraseBetween
を呼び出します。
newStr = eraseBetween(str,startPat,endPat)
newStr = 3x1 string
"<courseName></courseName>"
"<semester></semester>"
"<schedule></schedule>"
pattern オブジェクトを作成する関数の一覧については、pattern
を参照してください。
開始位置と終了位置の間の部分文字列の削除
string 配列を作成し、数値として指定した開始位置と終了位置の間の部分文字列を削除します。
str = "Edgar Allen Poe"
str = "Edgar Allen Poe"
部分文字列を削除します。ミドルネームと空白文字 1 文字を削除するには、string 内の 6 番目と 11 番目の位置を指定します。削除する部分文字列には、6 番目と 11 番目の文字が含まれます。
newStr = eraseBetween(str,6,11)
newStr = "Edgar Poe"
string 配列の各要素から部分文字列を削除します。数値配列を使用して異なる開始位置と終了位置を指定する場合、数値配列は入力 string 配列と同じサイズでなければなりません。
str = ["Edgar Allen Poe";"Louisa May Alcott"]
str = 2x1 string
"Edgar Allen Poe"
"Louisa May Alcott"
startsPos = [6;7]; endPos = [11;10]; newStr = eraseBetween(str,startsPos,endPos)
newStr = 2x1 string
"Edgar Poe"
"Louisa Alcott"
境界を含めたまたは含めないテキストを削除
境界を強制的に含めて、または含めずに、string 配列からテキストを削除します。境界を含めた場合、eraseBetween
は境界を削除します。境界を含めない場合、eraseBetween
は出力 string 配列の一部として境界を返します。
str = "small|medium|large"
str = "small|medium|large"
6 番目と 13 番目の位置の間のテキストを削除しますが、それらの位置にある文字は削除しません。
newStr = eraseBetween(str,6,13,'Boundaries','exclusive')
newStr = "small||large"
2 つの部分文字列の間のテキストと、部分文字列自体も削除します。
str = "The quick brown fox jumps over the lazy dog"
str = "The quick brown fox jumps over the lazy dog"
newStr = eraseBetween(str," brown","lazy",'Boundaries','inclusive')
newStr = "The quick dog"
文字ベクトル内の位置の間にあるテキストの削除
文字ベクトルを作成し、開始位置と終了位置の間のテキストを削除します。
chr = 'mushrooms, peppers, and onions'
chr = 'mushrooms, peppers, and onions'
newChr = eraseBetween(chr,10,19)
newChr = 'mushrooms and onions'
部分文字列間のテキストを削除します。
newChr = eraseBetween(chr,'mushrooms',' and')
newChr = 'mushrooms and onions'
入力引数
str
— 入力テキスト
string 配列 | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列
入力テキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として指定します。
startPat
— 開始位置をマークするテキストまたはパターン
string 配列 | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列 | pattern
配列
削除するテキストの開始位置をマークするテキストまたはパターン。次のいずれかとして指定します。
string 配列
文字ベクトル
文字ベクトルの cell 配列
pattern
配列
str
が string 配列または文字ベクトルの cell 配列の場合、str
のすべての要素から部分文字列を削除できます。すべての部分文字列の開始位置が同じであるか、あるいは str
の要素ごとに開始位置が異なるかを指定できます。
同じ開始位置を指定するには、
startPat
を文字ベクトル、string スカラー、またはpattern
オブジェクトとして指定します。異なる開始位置を指定するには、
startPat
を string 配列、文字ベクトルの cell 配列、またはpattern
配列として指定します。
例: eraseBetween(str,"AB","YZ")
は、str
の各要素内の AB
と YZ
の間にあるすべての文字を削除します。
例: str
が 2
行 1
列の string 配列の場合、eraseBetween(str,["AB";"FG"],["YZ";"ST"])
は、str(1)
内の AB
と YZ
の間にあるすべての文字、および str(2)
内の FG
と ST
の間にあるすべての文字を削除します。
endPat
— 終了位置をマークするテキストまたはパターン
string 配列 | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列 | pattern
配列
削除するテキストの終了位置をマークするテキストまたはパターン。次のいずれかとして指定します。
string 配列
文字ベクトル
文字ベクトルの cell 配列
pattern
配列
str
が string 配列または文字ベクトルの cell 配列の場合、str
のすべての要素から部分文字列を削除できます。すべての部分文字列の終了位置が同じであるか、あるいは str
の要素ごとに終了位置が異なるかを指定できます。
同じ終了位置を指定するには、
endPat
を文字ベクトル、string スカラー、またはpattern
オブジェクトとして指定します。異なる終了位置を指定するには、
endPat
を string 配列、文字ベクトルの cell 配列、またはpattern
配列として指定します。
例: eraseBetween(str,"AB","YZ")
は、str
の各要素内の AB
と YZ
の間にあるすべての文字を削除します。
例: str
が 2
行 1
列の string 配列の場合、eraseBetween(str,["AB";"FG"],["YZ";"ST"])
は、str(1)
内の AB
と YZ
の間にあるすべての文字、および str(2)
内の FG
と ST
の間にあるすべての文字を削除します。
startPos
— 開始位置
数値配列
開始位置。数値配列として指定します。
str
が string 配列または文字ベクトルの cell 配列の場合、startPos
は数値スカラーまたは str
と同じサイズの数値配列にすることができます。
例: eraseBetween(str,5,9)
は、str
の各要素内の 5 番目から 9 番目までのすべての文字を削除します。
例: str
が 2
行 1
列の string 配列の場合、eraseBetween(str,[5;10],[9;21])
は、str(1)
内の 5 番目から 9 番目までのすべての文字と、str(2)
内の 10 番目から 21 番目までのすべての文字を削除します。
endPos
— 終了位置
数値配列
終了位置。数値配列として指定します。
str
が string 配列または文字ベクトルの cell 配列の場合、endPos
は数値スカラーまたは str
と同じサイズの数値配列にすることができます。
例: eraseBetween(str,5,9)
は、str
の各要素内の 5 番目から 9 番目までのすべての文字を削除します。
例: str
が 2
行 1
列の string 配列の場合、eraseBetween(str,[5;10],[9;21])
は、str(1)
内の 5 番目から 9 番目までのすべての文字と、str(2)
内の 10 番目から 21 番目までのすべての文字を削除します。
bounds
— 境界の動作
'inclusive'
| 'exclusive'
境界の動作。'inclusive'
または 'exclusive'
として指定します。境界の動作が inclusive である場合、前の引数で指定された開始位置と終了位置は削除対象のテキストに含まれます。境界の動作が exclusive である場合、開始位置と終了位置は含まれません。
出力引数
newStr
— 出力テキスト
string 配列 | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列
出力テキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として返されます。str
と newStr
は同じデータ型です。
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
str
、startPat
、endPat
は、string スカラー、文字ベクトル、または 1 つ以下の文字ベクトルを含む cell 配列でなければなりません。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
使用上の注意事項および制限事項:
startPat
およびendPat
は string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列でなければなりません。
詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2016b で導入
参考
split
| join
| erase
| extract
| extractBetween
| insertAfter
| insertBefore
| replace
| replaceBetween
| strlength
| count
| pattern
| wildcardPattern
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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