グリッド ラインの追加と配置の編集
この例では、グラフにグリッド ラインを追加する方法を説明します。また、グリッド ラインの配置の編集方法や、外観の変更方法についても説明します。
グリッド ラインの表示
棒グラフを作成し、グリッド ラインを表示します。グリッド ラインは目盛りの位置に表示されます。
y = rand(10,1);
bar(y)
grid on
マイナー グリッド ラインを目盛りの間に追加します。
grid minor
すべてのグリッド ラインをオフにします。
grid off
特定方向のグリッド ラインを表示
特定方向のグリッド ラインを表示するには、Axes
オブジェクトにアクセスして、XGrid
、YGrid
、および ZGrid
の各プロパティを設定します。これらのプロパティは、'on'
または 'off'
のいずれかに設定します。
2 次元プロットを作成し、グリッド ラインを y 方向のみで表示します。
y = rand(10,1); bar(y) ax = gca; ax.XGrid = 'off'; ax.YGrid = 'on';
3 次元プロットを作成し、グリッド ラインを z 方向のみで表示します。box on
コマンドを使用して、座標軸のボックスの外枠を表示します。
[X,Y,Z] = peaks; surf(X,Y,Z) box on ax = gca; ax.ZGrid = 'on'; ax.XGrid = 'off'; ax.YGrid = 'off';
グリッド ラインの配置の編集
乱数データの散布図を作成し、グリッド ラインを表示します。
x = rand(50,1);
y = rand(50,1);
scatter(x,y)
grid on
グリッド ラインは目盛りの位置に表示されます。目盛りの位置を変更することにより、グリッド ラインの配置を編集します。
xticks(0:0.2:1) yticks([0 0.5 0.8 1])
グリッド ラインの外観の変更
領域プロットのグリッド ラインの色、ライン スタイル、および透明度を変更します。グリッド ラインの外観を変更するには、Axes
オブジェクトにアクセスします。次に、グリッドに関連する、GridColor
、GridLineStyle
、GridAlpha
などのプロパティを設定します。プロットの上にグリッド ラインを表示するには、Layer
プロパティを設定します。
y = rand(10,1); area(y) grid on ax = gca; ax.GridColor = [0 .5 .5]; ax.GridLineStyle = '--'; ax.GridAlpha = 0.5; ax.Layer = 'top';