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モデルの設定およびモデルの互換性のチェックのガイドライン

これらのガイドラインに従って、HDL コード生成と互換性のある Simulink® モデルを設定し、設計がコードを生成する準備ができていることを確認します。

各ガイドラインに準拠要件のレベルを示す重大度レベルが割り当てられています。詳細については、HDL モデリング ガイドラインの重大度レベルを参照してください。

ターゲット アプリケーションに基づく関数 hdlsetup のカスタマイズ

ガイドライン ID

1.1.5

重大度

強く推奨

説明

コードを生成する前に、hdlsetup を使用して HDL コード生成用にモデルを構成します。関数 hdlsetup は、関数 set_param を使用して HDL コード生成用のモデルを設定します。関数 hdlsetup でモデルに保存される設定を確認するには、次のように入力します。

edit hdlsetup.m

ターゲット アプリケーションに必要なパラメーターだけを編集するように hdlsetup.m ファイルをカスタマイズできます。たとえば、コンフィギュレーション パラメーターの一部のソルバー設定を無効にし、端子のデータ型を表示するなどの特定のモデル パラメーターを有効にできます。

% following config parameters are disabled.
%     'Solver',                'fixedstepdiscrete', ...
%     'SaveTime',              'off', ...
%     'SaveOutput',            'off', ...
%     'DataTypeOverride',      'ForceOff',...

% Following model parameters are enabled.
set_param(model, 'ShowLineDimensions', 'on')
set_param(model, 'ShowPortDataTypes', 'on')
set_param(model, 'SampleTimeColors', 'on')
set_param(model, 'WideLines', 'on')

カスタムの関数 hdlsetup を確認するには、次のように入力します。

edit myhdlsetup.m

myhdlsetup では、hdlset_param を使用して一部の HDL 固有のパラメーターがモデルに保存されます。

サブシステムの HDL 互換性のチェック

ガイドライン ID

1.1.6

重大度

強く推奨

説明

互換性チェッカーによって、指定されたシステムについて、互換性の問題 (サポートされていないブロックの使用や、無効なデータ型の使用など) のレポートが生成されます。

HDL 互換性のチェックを実行するには以下を行います。

  • UI で DUT サブシステムを右クリックし、[HDL コード][Check Subsystem for HDL compatibility] を選択します。

  • コマンド ラインで、関数 checkhdl を使用します。DUT Subsystem を選択し、次のコマンドを入力します。

    checkhdl(gcb)

モデルの HDL 互換性の確認も参照してください。

このコマンドを実行すると、HDL 互換性チェッカーによって、HDL コード生成チェック レポートが生成されます。このレポートは、ターゲット hdlsrc フォルダーに保存されます。レポートにエラーが表示されない場合、モデルが HDL コード生成と互換性があることを示します。

### Starting HDL Check.
### HDL Check Complete with 0 errors, warnings and messages.

メモ

checkhdl ですべての互換性の問題が検出されるとは限りません。HDL チェックがエラーや警告なしで完了した場合でも、HDL Coder™ でのコード生成時にエラーが生成されることがあります。

HDL Coder のモデル チェックの実行

ガイドライン ID

1.1.7

重大度

強く推奨

説明

DUT サブシステムが HDL コード生成と互換性があるかどうかを確認するには、HDL コード アドバイザーまたは [HDL Coder] の Simulink モデル アドバイザー チェックでチェックを実行します。

HDL コード アドバイザーを開くには、次を行います。

  • [アプリ] タブの UI から、[HDL Coder] を選択します。[HDL コード] タブが表示されます。DUT Subsystem を選択し、次に [HDL コード アドバイザー] をクリックします。

  • 解析する Subsystem のモデルのチェックを実行するには、その Subsystem を右クリックし、コンテキスト メニューで [HDL コード][HDL コード アドバイザー] を選択します。

  • コマンド ラインで関数 hdlcodeadvisor を使用します。

    hdlcodeadvisor(gcb)

このコマンドを実行すると、HDL コード アドバイザーが表示されます。

HDL コード アドバイザーのチェックは、必ずしもすべて実行する必要はありません。たとえば、モデルに single または double のデータ型が含まれていなければ、[ネイティブ浮動小数点のチェック] フォルダーのチェックを実行する必要はありません。各チェックの詳細を確認してモデルで実行するかどうかを判断するには、そのチェックを右クリックして [これはなに?] を選択してください。

参考

関数

モデリング ガイドライン

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