Single Port RAM System
初期値を指定できる hdl.RAM System object に基づく Single Port RAM ブロック
- ライブラリ:
HDL Coder / HDL RAMs
説明
これらのブロックは、hdl.RAM
System object™ を使用する MATLAB System ブロックです。RAM タイプを Dual port
、Simple dual port
、または Single port
として指定できます。シミュレーション動作については、Single Port RAM System ブロックは Single Port RAM と同様の動作になります。
MATLAB System ブロック実装を使用すると、以下が可能です。
RAM の初期値を指定できます。[ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスで、[Specify the RAM initial value] の値を入力します。
これらのブロックを Simulink® モデル内で使用すると、より高速なシミュレーション結果が得られます。
ベクトル データの使用時に
hdl.RAM
System object の機能を利用して並列 RAM バンクを作成できます。大規模なデータ メモリのパフォーマンスとサポートが向上します。
制限
ブロックでは
boolean
入力はサポートされません。ブロックへの入力については、すべてのboolean
型をufix1
にキャストします。RAM の FPGA ビットストリームを作成する場合、RAM の内容はグローバルなリセット ロジックでリセットされません。RAM をリセットするには、必ずリセット ロジックを実装してください。
RAM アドレスは
fixed-point (fi)
またはinteger
のいずれかで、符号なしの2
~31
ビット長でなければなりません。