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cos

fi オブジェクトの余弦 (ラジアン)

説明

Y = cos(X) は、8 ビット ルックアップ テーブル アルゴリズムを使用して fi 入力 X の各要素の余弦を返します。

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固定小数点入力値の余弦を計算します。

X = fi([0,pi/4,pi/3,pi/2,(2*pi)/3,(3*pi)/4,pi])
X = 
         0    0.7854    1.0472    1.5708    2.0944    2.3562    3.1416

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 16
        FractionLength: 13
Y = cos(X)
Y = 
    1.0000    0.7072    0.4999    0.0001   -0.4999   -0.7070   -1.0000

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 16
        FractionLength: 15

入力引数

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入力角度 (ラジアン単位)。スカラー、ベクトル、行列、または多次元配列として指定します。

X は符号付きまたは符号なしの実数値になります。

  • fi single

  • fi double

  • 2 進小数点スケーリングが指定されている fi 固定小数点

  • 2 進小数点スケーリングが指定されている、スケーリングされた fi double

例: X = fi([pi pi/6],1,8);

データ型: fi

出力引数

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入力角度の余弦。実数値の fi のスカラー、ベクトル、行列、または多次元配列として返されます。

詳細

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余弦

角度 Θ の余弦は次のように定義されます。

cos(θ)=eiθ+eiθ2

アルゴリズム

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関数 cos は、次のように 8 ビット ルックアップ テーブルを使用して固定小数点入力の余弦を計算します。

  1. 2π によるモジュロ演算を行い、入力が [0,2π) ラジアンの範囲になるようにします。

  2. 最上位 16 ビットを使用して、入力を 16 ビット格納整数値にキャストします。

  3. uint16 の全範囲に正規化された 16 ビットの格納整数値に基づいて、テーブル インデックスを計算します。

  4. 最上位 8 ビットを使用して、テーブルの最初の値を取得します。

  5. その次に大きいテーブルの値を 2 番目の値として使用します。

  6. 最下位 8 ビットを使用して、最近傍線形内挿によって最初と 2 番目の値の間を内挿します。

fimath の伝播ルール

関数 cos は、入力 X に追加されたすべての fimath を無視して破棄します。出力 Y は常に既定の fimath に関連付けられています。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2012a で導入