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IQ 平面における入力信号の表示と解析
説明
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System object™ は、実数および複素数値の浮動小数点信号および固定小数点信号を IQ 平面に表示します。具体的には、IQ 平面は、変調信号の同相成分と直交成分を xy プロットの実軸と虚軸に表示します。この System object を使用して、変調された単一搬送波信号の定性解析と定量解析を実行します。
コンスタレーション ダイアグラム スコープ ウィンドウで、次のことができます。
複数の信号を単一のコンスタレーション ダイアグラムに入力してプロットします。入力信号ごとに基準コンスタレーションを定義するには、
ReferenceConstellation
プロパティを使用します。凡例で信号を選択することによって、個々のチャネルの表示と非表示を切り替えることができます。凡例を表示するには、
ShowLegend
プロパティを使用します。マルチチャネル信号の場合は、行列の列に個々の信号が定義された行列として入力を指定します。個々の信号について計算されたエラー ベクトル振幅 (EVM) と変調誤差比 (MER) の測定値を表示できます。測定値を表示および設定するには、[Measurements] タブで [EVM/MER] を選択します。複数の信号が入力される場合、[Channel] セクションで測定に使用する信号を選択できます。
入力信号のコンスタレーション ダイアグラムを表示するには、次のようにします。
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オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
プロパティ
使用法
説明
constdiag(
は、最大で N 個の信号を 1 つのコンスタレーション ダイアグラムに表示します。ここで、N は signal1, ..., signalN
)NumInputPorts
プロパティの値です。
入力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
詳細
ヒント
単純な信号コンスタレーションのスナップショットを取得するには、関数
scatterplot
を使用します。信号品質を計算する場合、信号軌跡を表示する場合、複数の信号のコンスタレーションを取得する場合、または呼び出し間の状態を維持する場合は、
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System object を使用します。