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scatterplot

IQ 平面における入力信号の表示

説明

scatterplot(x) は、IQ 平面に入力信号 x を表示する散布図を作成します。具体的には、変調信号の同相成分と直交成分が IQ 平面の xy プロットの実軸と虚軸に表示されます。

scatterplot(x,n) は間引き係数 n を指定します。この関数は、最初の値から始めて、x の値を n 個ごとにプロットします。

scatterplot(x,n,offset) はオフセット値を指定します。この関数は、(offset + 1) 番目の値から始めて、x の値を n 個ごとにプロットします。

scatterplot(x,n,offset,plotstring) は散布図のプロット属性を指定します。

scatterplot(x,n,offset,plotstring,scatfig) は、既存の Figure オブジェクト scatfig に散布図を生成します。同じ Figure に複数の信号をプロットするには、hold on を使用します。

scatfig = scatterplot(___) は、散布図の Figure オブジェクトを返します。scatfig を使用して、作成後に Figure のプロパティをクエリまたは変更します。前の構文の入力引数を任意に組み合わせて指定できます。

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各コンスタレーション点が使用されている 64-QAM 信号を作成します。

d = (0:63)';
s = qammod(d,64);

コンスタレーションの散布図を表示します。

scatterplot(s)

入力引数

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ベクトルまたは行列として指定される入力信号。

x の解釈は形状と実数/複素数によって異なります。

  • x が実数値の 2 列行列の場合、この関数は、1 列目を同相成分として解釈し、2 列目を直交成分として解釈します。

  • x が複素数値のベクトルの場合、この関数は、実数部を同相成分として解釈し、虚数部を直交成分として解釈します。

  • x が実数値のベクトルの場合、この関数は実数信号として解釈します。

データ型: double | single
複素数のサポート: あり

間引き係数。正の整数で指定します。この関数は、最初の値から始めて、入力信号 x の値を n 個ごとにプロットします。

データ型: double

オフセット値。非負の整数として指定します。このオフセット値は、関数が散布図を生成する前にスキップする入力 x の先頭のサンプル数を指定します。

データ型: double

プロット属性。シンボルを含む文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

この引数は、散布図のプロットのシンボル、ライン タイプ、色を設定します。シンボルの書式と意味は関数 plot の場合と同じです。たとえば、既定値 'b.' では青い点が生成されます。

データ型: char | string

ターゲット散布図。以前生成した scatterplotFigure オブジェクトとして指定します。

出力引数

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ターゲット散布図。Figure オブジェクトとして返されます。このオブジェクトのプロパティを変更するには、Figure のプロパティ を参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入