CARLA × RoadRunnerで始める!自動運転・ADASシミュレーション開発
概要
自動運転/ADASアプリケーションの開発で広く使われているシミュレーション環境CARLAと、その検証シーン作成に必要なRoadRunnerの連携についてご紹介します。
自動運転/ADASの開発には膨大な走行試験が必要と言われる中、安全・工数の両観点で実車では試験が難しいシナリオや実車の前段階の早期検証にシミュレーションを活用する重要性はますます高まっています。中でもCARLAはUnreal® Engineを活用した写実的な描画に加え、オープンソースという特徴により、特に注目されている自律走行システム開発用シミュレーション環境です。
一方で、CARLAでは3D道路環境シーンの作成が容易ではないため、検証シーンの多様性が限られます。そこでRoadRunnerとの連携がお勧めです。RoadRunnerは自動運転のシミュレーションに必要な道路シーンをマウス操作で直観的に作成できるエディターです。CARLAに入力可能な独自のカスタムシーン作成が可能となり、自動運転/ADAS開発をさらに加速します。本Webinarでは、RoadRunnerで作成したシーンをCARLAへ取り込む方法、取り込みに便利なpluginの活用とその導入方法、シミュレーションの実行についてご紹介します。
以下のいずれかに該当する方にお勧めできる内容です。
- 自動運転/ADASアプリ開発、検証用シミュレーション環境開発に関わる方
- シミュレーションに必要な3Dシーン・シナリオ作成にご興味がある方
- これから3Dシミュレーション活用を始める方
- CARLAの名前は聞いたことがあるが、何から手を付けてよいかわからない方
講演者について
福地 伸晃(ふくち のぶあき) MathWorks Japan アプリケーションエンジニア
画像処理、点群処理を活用したばら積みピッキングロボットの研究を専門に学位取得後、完成車メーカにて先進安全システムの開発に従事。2021年にMathWorks Japanに入社。アプリケーションエンジニアとして画像処理、点群処理、自動運転、自律ロボットに関係する技術領域を担当。
録画: 2022 年 9 月 20 日