RoadRunner は、プログラミング API を備えた対話型エディターで、自動運転システムのシミュレーションやテストに使用する詳細な 3D シーンを設計できます。地域的なカスタム仕様の道路標識や路面標示を追加して、道路シーンをカスタマイズできます。RoadRunner では、ガードレール、路面の破損や劣化、植生、建物などの 3D モデルを追加することもできます。また、RoadRunner には、信号機の切替順序やタイミングを設定するためのツールも用意されています。
RoadRunner は、LiDAR 点群、航空画像、GIS データの可視化をサポートしています。OpenDRIVE® を使用すれば、道路ネットワークのインポートやエクスポートを行うことができます。RoadRunner で作成した 3D シーンは、FBX®、glTF™、USD などの形式でエクスポートすることもできます。エクスポートされたシーンは、CARLA、dSPACE® ASM、IPG CarMaker、Unreal® Engine などの運転シミュレーターやゲームエンジン上で機能します。
リアリスティックで視覚的に統一された豊富な 3D モデル ライブラリ (RoadRunner Asset Library) を活用することで、3D シーンをより充実させることができます。HD マップをもとに、3D 道路モデルを自動合成することもできます (RoadRunner Scene Builder を使用)。
シーン作成用の API
RoadRunner API を使用して道路を作成できます。MATLAB 関数や gRPC® API を使用して、シーンのインポートやエクスポートが可能です。
機能的な道路ネットワークと信号機
シミュレーション環境ですぐに使用できる信号機付きのリアルな交差点を設計できます。統合された信号タイムラインとインタラクティブなビューポート操作を活用して、信号機の切替順序とタイミングを編集します。
GIS マップと SD マップのインポート
航空画像、標高データ、LiDAR 点群、道路マップをインポートして、実際の位置を正確に再現した 3D シーンを作成できます。OpenStreetMap® や Zenrin Japan Map API 3.0 (いつも NAVI API 3.0) などの標準解像度 (SD) マップのインポートが可能です。
カスタマイズ可能な事前構築済みアセットと標識
RoadRunner Asset Library の 3D モデルを活用して、RoadRunner シーンを充実させることができます。地域別のカスタマイズ可能な道路標識、フェンス、支柱、街路灯などの道路設備を作成して配置することもできます。
シミュレーターへのエクスポート
RoadRunner シーンは CARLA、dSPACE® ASM、IPG CarMaker、Unreal® Engine など、さまざまなシミュレーターやゲームエンジンにエクスポートできます。RoadRunner で作成したシーンは OpenDRIVE®、FBX®、glTF™、OpenFlight、OpenSceneGraph、OBJ、USD などの業界標準形式にエクスポートが可能です。
OpenCRG のインポート、作成、エクスポート
OpenCRG の路面データを OpenDRIVE 形式でインポート/エクスポートして、RoadRunner 上で可視化することができます。合成道路形状を作成し、スピードバンプやくぼみなどの路面の特徴も追加できます。
製品リソース:
RoadRunner 製品ファミリ
RoadRunner は、自動運転システムのシミュレーションとテストのための 3D シーンを設計できる対話型のエディターです。RoadRunner には、交差点での信号機のタイミング、信号現示、車両の経路を設定および構成するためのツールが用意されています。
RoadRunner
自動運転シミュレーション用の 3D シーンの設計
RoadRunner Scenario
自動運転シミュレーションのシナリオ作成と再生
RoadRunner Asset Library
3D モデルのライブラリを RoadRunner シーンに追加
RoadRunner Scene Builder
HD マップから 3D 道路モデルを自動生成