vision.TemplateMatcher
イメージ内でのテンプレートの検出
説明
イメージ内でテンプレートを検出します。
vision.TemplateMatcher
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
説明
はテンプレート マッチング オブジェクト tMatcher
= vision.TemplateMatchertMatcher
を返します。このオブジェクトは、イメージの内部全体でテンプレートを 1 ピクセルの増分でシフトして、テンプレートのマッチングを実行します。
は、名前と値のペアを 1 つ以上使用してプロパティを設定します。各プロパティ名を引用符で囲みます。たとえば、tMatcher
= vision.TemplateMatcher(Name,Value
)tMatcher = vision.TemplateMatcher('Metric','Sum of absolute differences')
です。
プロパティ
使用法
構文
説明
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object™ を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
アルゴリズム
テンプレート マッチングは一般に、大きいイメージ内で小さい領域を見つける場合に使用されます。領域はテンプレート イメージによって指定されます。テンプレート イメージは入力イメージと同じ大きさにすることができますが、入力イメージより小さくするのが一般的です。
オブジェクトは、イメージの左上隅に対する最適一致の座標を出力します。位置の [x y] 座標は、テンプレートの中心に対応します。ピクセル値が奇数に指定されたテンプレートを使用する場合、オブジェクトはテンプレートの中心を使用します。ピクセル値が偶数に指定されたテンプレートを使用する場合、オブジェクトは中心位置の左上のピクセルを使用します。次の表は、オブジェクトが奇数と偶数のテンプレートの位置 (LOC
) をどのように出力するかを示します。
テンプレート内のピクセル数が奇数の場合 | テンプレート内のピクセル数が偶数の場合 |
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拡張機能
バージョン履歴
R2012a で導入