外観検査用のタイヤ データのプロット

ステップ 8 - 4: Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset 入門

• 3
• 4
• 5

plot関数を使用して、tireDataオブジェクトに保存されているデータを視覚的に検査します。まず、Tyre Data Exchange Format (TYDEX) v1.3 ファイルからタイヤ データをインポートします。次に、plot 関数で引数を指定して、さまざまなプロット ビューをカスタマイズします。

この例では、Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset™ サポート パッケージが必要です。サポート パッケージのインストールを参照してください。

タイヤ データのインポート

タイヤ データが格納された TYDEX のファイル名から string 配列を作成します。

tirepath = fullfile(pwd);
tydexdir = dir(fullfile(tirepath,"data_tydex_files","*.tdx"));
tydexstr = join([{tydexdir.folder}',{tydexdir.name}'],filesep);

string 配列 tydexstr で指定されているファイルから、tireData オブジェクトの配列へ、タイヤ データをインポートします。tireData オブジェクトの配列の長さは、入力 string 配列と同じ長さです。各ファイルのデータは tireData オブジェクトに保存されます。許可されているタイヤ データの詳細については、タイヤ データの例を参照してください。

td = tireData(tydexstr);

タイヤ データの自動プロット

tireData オブジェクトの配列を、入力引数を指定せずにプロットします。入力引数DataVariableNamesを指定しない場合、plot 関数は、データに関連付けられているテスト手順に共通のプロットを自動的に生成します。

タイヤ テストのすべてのタイプがサポートされているわけではないことに注意してください。

plot(td)

タイヤのデータ チャネルのプロット

単一または複数の tireData オブジェクトをプロットし、色および凡例値をプロットに割り当てて、フィルターが適用されたタイヤ データをプロットすることができます。

単一の tireData オブジェクトのプロット

入力引数 DataVariableNames を指定して、単一の tireData オブジェクトの縦方向の力と縦方向の滑りの関係をプロットします。

plot(td(1),DataVariableNames=["kappa","Fx"]);

複数の tireData オブジェクトのプロット

入力引数 DataVariableNames を指定して、複数の tireData オブジェクトの縦方向の力と縦方向の滑りの関係をプロットします。

plot(td(1:2),DataVariableNames=["kappa","Fx"]);

プロットへの色および凡例値の割り当て

入力引数 DataVariableNames およびColorByを指定し、垂直抗力を使用して複数の tireData オブジェクトの縦方向の力と縦方向の滑りの関係をプロットし、色と凡例値をプロットに割り当てます。

凡例値の割り当てには Fz の平均値が使用され、凡例値は他の tireData オブジェクトの平均値で丸められることに注意してください。

plot(td(1:8),DataVariableNames=["kappa","Fx"],ColorBy="Fz");

タイヤ データのサブセットのプロット

入力引数 DataVariableNames、ColorBy、FilterBy、およびFilterByValuesを指定して、複数の tireData オブジェクトの縦方向の力と縦方向の滑りの関係をプロットします。傾斜角を使用して、色と凡例値をプロットに割り当てます。垂直抗力の値 4000 および 5000 でフィルターを適用します。

plot(td(1:24),DataVariableNames=["kappa","Fx"],ColorBy="gamma", ...
    FilterBy="Fz",FilterByValues={[4000,5000]});

入力引数 DataVariableNames、ColorBy、FilterBy、および FilterByValues を指定して、tireData オブジェクト配列の縦方向の力と横方向の力の関係をプロットします。スリップ角を使用して、色と凡例値をプロットに割り当てます。傾斜角の値 -0.2 および 0.2 と、テスト メソッドの値 Combined でフィルターを適用します。

plot(td,DataVariableNames=["Fy","Fx"],ColorBy="alpha", ...
    FilterBy=["TestMethod","gamma"], ...
    FilterByValues={"Combined",[-0.02 0.02]});

参考

tireData | tireData Properties | plot

ステップ 8 - 4: Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset 入門

• 3
• 4
• 5