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タイヤ ブロックのパラメーター値の更新

この例では、当てはめたタイヤ モデルからのデータを使用して、タイヤ ブロックのパラメーター値を更新する方法について説明します。サポートされているタイヤ ブロックのパラメーターを更新するには、次のいずれかの方法を使用します。

  1. set 関数を使用して、当てはめたタイヤ モデルのパラメーター値を、サポートされているタイヤ ブロックにエクスポートします。サポートされているタイヤ ブロックの一覧については、setを参照してください。

  2. export関数を使用して、タイヤ モデルのパラメーター値を、タイヤ プロパティ ファイル (TIR) または MATLAB ファイル (MAT) に保存します。次に、ブロック マスクを使用して、このエクスポートしたファイルを選択し、サポートされているタイヤ ブロックのブロック マスクでパラメーター値を更新します。

この例では、Combined Slip Wheel 2DOF ブロックを含む Simulink モデル combinedSlipWheel2DOFBlock.slx と、タイヤ モデルのパラメーター値を含むタイヤ データ ファイル tm.mat が提供されています。

この例では、Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset™ サポート パッケージが必要です。サポート パッケージのインストールを参照してください。

Set 関数を使用したタイヤ ブロックのパラメーター値の更新

タイヤ モデルのパラメーター値を、tm.mat ファイルからワークスペースに読み込みます。

load("tm.mat");

Simulink モデル combinedSlipWheel2DOFBlock.slx を開きます。

open_system("combinedSlipWheel2DOFBlock.slx");

set 関数を使用して、タイヤ モデルのパラメーター値を Combined Slip Wheel 2DOF ブロックにエクスポートします。

set(tm,"combinedSlipWheel2DOFBlock/Combined Slip Wheel 2DOF");

ファイルからのタイヤ ブロックのパラメーター値の更新

タイヤ モデルのパラメーター値を、tm.mat ファイルからワークスペースに読み込みます。

load("tm.mat");

export メソッドを使用して、タイヤ モデルのパラメーターを tireModel オブジェクト tm から TIR ファイルに書き込みます。

export(tm,"example.tir", overwrite=true);

Combined Slip Wheel 2DOF ブロックをダブルクリックします。

Combined Slip Wheel 2DOF block

[タイヤ タイプ] で、External file を選択します。

Data source block property with external file selected for tire type parameter.

[ホイールとタイヤのパラメーター] タブで、エクスポートしたファイル example.tir を選択して、[ファイルからマスク値を更新] をクリックします。

External tire source block property with an example TIR file selected for the tire file parameter.

参考

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