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Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset 入門

Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset™ には、タイヤ データを操作して車両のシミュレーションにタイヤ モデルを統合するための一連のツールが用意されています。タイヤ データはタイヤの動作条件を示し、タイヤ モデルはタイヤの動作を数学モデルで示します。タイヤ応答を計算するには、タイヤ モデルとタイヤ データの両方が必要です。

tireData および tireModel の関数とメソッドを使用して次のことが可能です。

  • タイヤ データをインポートして前処理する。

  • サポートされるタイヤ モデル タイプからタイヤ モデルを作成する:

    • Magic Formula 5.2 — Magic Formula 5.2 タイヤ モデルは、高忠実度の車両の動的シミュレーション用に高い水準の精度が必要な場合に選択します。

    • Magic Formula 6.2 — Magic Formula 6.2 タイヤ モデルは、より広範囲のキャンバー角とインフレーション圧力の感度をモデル化する必要がある場合に選択します。

    • Dugoff — Dugoff タイヤ モデルは、複合滑り条件を表す必要があるが、比較的少ないパラメーターで当てはめが簡単な簡略化されたタイヤ モデルが必要な場合に選択します。

    • Fiala — Fiala タイヤ モデルは、少ないパラメーターで当てはめが簡単な簡易的なタイヤ モデルが必要な場合に選択します。

  • タイヤ モデルのパラメーター セットを使用してタイヤ データに対する計算を実行し、タイヤ応答を計算する。

  • 指定のタイヤ応答にタイヤ モデルを当てはめる。

  • シミュレーション用にタイヤ モデルのパラメーターの値を Vehicle Dynamics Blockset の車輪ブロックにエクスポートする。

以下のツールにより、タイヤ モデルを当てはめてシミュレートするための完全なワークフローが提供されます。

サポート パッケージのインストールと例

以下の手順に従って、サポート パッケージをインストールして利用可能なデータを確認する手順、およびサポート パッケージの機能を示す例を見ていきます。

手順目的

1

サポート パッケージのインストール

Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset サポート パッケージをインストールする。これにより、データの前処理、タイヤ応答の可視化と計算、モデルの当てはめの各ツールへのアクセスが可能になります。

2

タイヤ データの例

Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset サポート パッケージの機能を表示するのに使用する例のデータの理解を深める。

3

タイヤ データのインポートと確認

Tyre Data Exchange Format (TYDEX) v1.3 ファイルから tireData オブジェクトにデータをインポートする。

4

外観検査用のタイヤ データのプロット

tireData オブジェクト内のデータを plot 関数を使用して可視化する。

5

Plot Tire Model Response for Visual Inspection

tireModel オブジェクトの応答を plot 関数を使用して可視化する。

6

Plot Tire Model Response with Imported Tire Data for Visual Inspection

インポートしたタイヤ データを使用して、tireModel オブジェクトの応答を plot 関数を使用して可視化する。

7

Fit a Tire Model to Tire Data

インポートしたタイヤ データに tireModel オブジェクトを fit 関数を使用して当てはめる。

8

タイヤ ブロックのパラメーター値の更新

当てはめたタイヤ モデルからの値を使用して、サポートされるタイヤ ブロックのパラメーターの値を set 関数を使用して更新する。

参考

ブロック

オブジェクト

関数