タイヤ データのインポートと確認
tireDataオブジェクトとサポート関数を使用して、タイヤ データをインポート、格納、検証します。まず、Tyre Data Exchange Format (TYDEX) v1.3 ファイルからタイヤ データをインポートします。次に、summaryTable関数を使用してデータを検証します。
この例では、Extended Tire Features for Vehicle Dynamics Blockset™ サポート パッケージが必要です。サポート パッケージのインストールを参照してください。
タイヤ データのインポート
タイヤ データが格納された TYDEX のファイル名から string 配列を作成します。
tirepath = pwd; tydexdir = dir(fullfile(tirepath,"data_tydex_files","*.tdx")); tydexstr = join([{tydexdir.folder}',{tydexdir.name}'],filesep);
string 配列 tydexstr で指定されているファイルから、tireData オブジェクトの配列へ、タイヤ データをインポートします。tireData オブジェクトの配列の長さは、入力 string 配列と同じ長さです。各ファイルのデータは tireData オブジェクトに保存されます。許可されているタイヤ データの詳細については、タイヤ データの例を参照してください。
td = tireData(tydexstr);
dispを使用して td のプロパティを表示します。tireData オブジェクトの各プロパティの詳細については、tireData Propertiesを参照してください。
タイヤ データからの概要テーブルの作成
summaryTable 関数を使用して、td のタイヤ データから概要テーブルを作成します。td の各オブジェクトが出力テーブルの行になります。
summaryTable(td);
タイヤのデータ チャネルに適用する統計的尺度の指定
既定では、引数DataStatは mean に設定されています。DataStat を max として指定して、統計的尺度を最大値に変更します。
summaryTable(td,DataStat="max");