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exprnd

説明

r = exprnd(mu) は、平均 mu をもつ指数分布から乱数を生成します。

r = exprnd(mu,sz1,...,szN) は、指数分布から乱数の配列を生成します。ここで、sz1,...,szN は各次元のサイズを示します。

r = exprnd(mu,sz) は、指数分布から乱数の配列を生成します。ここで、ベクトル szsize(r) を指定します。

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平均 5 をもつ指数分布から単一の乱数を生成します。

r = exprnd(5)
r = 1.0245

単位平均の指数乱数から成る 1 行 6 列の配列を生成します。

mu1 = ones(1,6); % 1-by-6 array of ones
r1 = exprnd(mu1)
r1 = 1×6

    0.2049    0.0989    2.0637    0.0906    0.4583    2.3275

既定では、exprndmu と同じサイズの配列を生成します。

mu をスカラーとして指定した場合、exprnd は、sz1,...,szn で指定された次元をもつ定数配列となるようにそれを拡張します。

平均 3 をもつ指数乱数から成る 2 行 6 列の配列を生成します。

mu2 = 3;
sz1 = 2;
sz2 = 6;
r2 = exprnd(mu2,sz1,sz2)
r2 = 2×6

    3.8350    0.1303    5.5428    0.1313    0.6684    2.5899
    1.8106    0.1072    0.0895    2.1685    5.8582    0.2641

musz1,...,szn を配列として指定した場合、sz1,...,szn で指定された次元と mu で指定された次元は一致していなければなりません。

平均 5 ~ 10 をもつ指数乱数から成る 1 行 6 列の配列を生成します。

mu3 = 5:10;
sz = [1 6];
r3 = exprnd(mu3,sz)
r3 = 1×6

    1.1647    0.2481    2.9539   26.6582    1.4719    0.6829

入力引数

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指数分布の平均。正のスカラー値、または正のスカラー値の配列として指定します。

複数の分布から乱数を生成するには、配列を使用して mu を指定します。r の各要素は、mu 内の対応する要素によって指定された分布から生成された乱数です。

例: [1 2 3 5]

データ型: single | double

各次元のサイズ。整数の引数として個別に指定します。

mu が配列である場合、mu の次元と一致する次元 sz1,...,szN を指定しなければなりません。sz1,...,szN の既定値は mu の次元です。

  • 単一の値 sz1 を指定した場合、r はサイズ sz1sz1 列の正方行列になります。

  • いずれかの次元のサイズが 0 または負である場合、r は空の配列になります。

  • 2 次元を超える場合、exprnd はサイズ 1 の後続次元を無視します。たとえば、exprnd(4,3,1,1,1) は、平均 4 をもつ分布に従う乱数から成る 3 行 1 列のベクトルを生成します。

例: 2,4

データ型: single | double

各次元のサイズ。整数の行ベクトルとして指定します。

mu が配列である場合、mu の次元と一致する次元 sz を指定しなければなりません。sz の既定値は mu の次元です。

  • 単一の値 [sz1] を指定した場合、r はサイズ sz1sz1 列の正方行列になります。

  • いずれかの次元のサイズが 0 または負である場合、r は空の配列になります。

  • 2 次元を超える場合、exprnd はサイズ 1 の後続次元を無視します。たとえば、exprnd(4,[3 1 1 1]) は、平均 4 をもつ分布に従う乱数から成る 3 行 1 列のベクトルを生成します。

例: [2 4]

データ型: single | double

出力引数

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指数乱数。非負のスカラー値、あるいは sz1,...,szN または sz によって指定された次元数をもつ非負のスカラー値の配列として返されます。r の各要素は、mu 内の対応する要素によって指定された分布から生成された乱数です。

代替機能

  • exprnd は指数分布専用の関数です。Statistics and Machine Learning Toolbox™ には、さまざまな確率分布をサポートする汎用関数 random もあります。random を使用するには、ExponentialDistribution 確率分布オブジェクトを作成し入力引数として渡すか、確率分布名とそのパラメーターを指定します。分布専用の関数 exprnd は汎用関数 random より高速です。

  • 乱数を対話的に生成するには、乱数発生用ユーザー インターフェイス randtool を使用します。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入