sldvruntest
入力データを使用したモデルのシミュレーション
構文
説明
は、outData
= sldvruntest(model
, dataFile
)dataFile
内のすべてのテスト ケースを使って model
をシミュレートします。outData
は、Simulink.SimulationOutput
オブジェクトの配列です。各配列要素には、対応するテスト ケースのシミュレーション出力データが含まれます。
例
入力引数
出力引数
ヒント
Simulink Design Verifier 解析を使って作成したか、
sldvlogsignals
を実行して作成したdataFile
には、時間値とデータ値が含まれます。これらのテスト ケースを使用してモデルをシミュレートした場合、未達カバレッジを達成できます。未達カバレッジは、数値計算の相違が原因でdataFile
の時間値が現在のシミュレーションのタイム ステップと一致していない場合に発生します。マルチレート モデル (サンプル時間が複数存在するモデル) の場合、未達カバレッジはより頻繁に達成されます。useParallel
では、並列計算を使用してテスト ケースをシミュレーションする場合に、以下の点を考慮しなければなりません。並列プールを起動するには時間がかかり、解析時間全体に影響します。解析時間を削減するには、次のようにします。
テスト生成解析を実行する前に、並列プールが既に実行されていることを確認します。既定の設定では、指定した分単位の値にわたりアイドル状態になると、並列プールはシャットダウンします。この設定を変更する場合は、Parallel Computing Toolbox のトピック「並列基本設定の指定」を参照してください。
すべての並列プール ワーカーで Simulink を読み込みます。
次の場合、シミュレーションは順次行われます。
クラスターは
local
ではない。local
クラスターのみを使用するように、並列基本設定を構成します。この設定を変更する場合は、Parallel Computing Toolbox のトピック「並列基本設定の指定」を参照してください。SLDV 解析を起動する前のモデルは
dirty state
である。モデルに
ToFile
ブロックがある。モデルはソフトウェアインザループ (SIL) シミュレーション モードである。
このモデルは内部ハーネスです。
バージョン履歴
R2007b で導入
参考
cvsim
(Simulink Coverage) | cvtest
(Simulink Coverage) | sim
| sldvrun
| sldvruntestopts