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構成管理

ソース管理を使用した設計の管理

プロジェクトでは、構成管理ツールを使用してチームで共同作業を行うことができます。プロジェクトを使用すると、モデルベース デザインのためのすべてのモデルと関連するファイルを管理しやすくなります。

プロジェクトのソース管理を使用して各コンポーネント内の変更の管理および追跡ができます。プロジェクトからソース管理を直接使用すると、次のようなメリットがあります。

  • エンジニアは 2 つの異なるツールの使用方法を覚える必要がないため、必要なファイルを最初にチェックアウトせずに Simulink® で作業を開始するというよくある間違いを犯すことがありません。

  • MATLAB® と Simulink 内で解析を実行して、お互いのファイルの依存関係を判定できます。サードパーティ ツールでは、このような依存関係を理解できる可能性は低くなります。

  • リビジョンを比較し、ツールを使用してモデルをマージできます。

各コンポーネントが 1 つのファイルになっている場合は、1 つの大規模なシステムのさまざまなコンポーネントに対して複数のエンジニアが並行して作業を行うことができる、効率的な並列開発を実現できます。モデル コンポーネントを使用することで、時間のかかるマージを回避するか、最小限に抑えることができます。コンポーネントにつき 1 つのファイルであることは、厳密には構成管理を実行するための必要条件ではありませんが、それによって並列開発がかなり容易になります。

モデルを複数のコンポーネントに分割すると、これらのコンポーネントを異なるプロジェクトで簡単に再利用することができます。コンポーネントをリビジョン コントロールと構成管理の下で管理すると、複数のプロジェクトで同時にコンポーネントを再利用できます。

ソース管理のサポートについては、プロジェクトのソース管理を参照してください。

コンポーネントが使用するファイルの判別

プロジェクトを使用して、構成管理に配置しなければならないファイルのセットを判別できます。モデル参照、ライブラリ リンク、ブロックおよびモデル コールバック (関数 preload、関数 init など)、S-Function、From Workspace ブロックなどの、モデルが実行する必要があるファイルのセットを解析できます。MATLAB コードがある場合は、それもファイルの依存関係を判別するために解析されます。依存関係アナライザーを使用して、モデルが必要とするツールボックスについてのレポートを作成できます。このレポートは保存しておくと便利なアーティファクトです。

また、dependencies.fileDependencyAnalysis を使用して MATLAB からプログラムによってモデルのファイルの依存関係の解析を実行して、必要なファイルへのパスの cell 配列を取得することもできます。

詳細については、依存性解析を参照してください。

モデル バージョンの管理

Simulink では、複数のバージョンのモデルを管理できます。

  • プロジェクトを使用して、プロジェクト ファイルの管理、ソース管理への接続、修正ファイルの確認およびリビジョンの比較ができます。プロジェクト管理を参照してください。

  • Simulink は、モデルの更新、シミュレーション、編集または保存を行うときにディスク上のモデルが変更されているかどうかを通知します。たとえば、ソース管理操作や複数のユーザーによって、ディスク上のモデルは変更されます。[モデル ファイルの変更通知] 基本設定でこの通知を制御できます。モデル ファイルの変更通知を参照してください。

  • モデルを編集すると、Simulink は、バージョン番号、モデルの作成者や最終更新者、オプションのコメント履歴ログなど、モデルに関するバージョン情報を生成します。Simulink は、これらのバージョン プロパティを自動的にモデルに保存します。

    • [モデル プロパティ] ダイアログ ボックスを使用すると、モデルに格納されたバージョン情報のいくつかを表示および編集したり、履歴ログを指定することができます。

    • Model Info ブロックを使用すると、バージョン情報を注釈ブロックとしてモデル ブロック線図に表示できます。

  • Simulink.MDLInfo を使用して、ブロック線図をメモリに読み込まずにモデル ファイルから情報を取得します。MDLInfo を使用すると、モデル バージョンおよび Simulink バージョンをクエリしたり、モデルをメモリに読み込まずに参照モデルの名前を確認したり、任意のメタデータをモデル ファイルに付加することができます。

構成の作成

プロジェクトを使用して、次に挙げたリビジョン コントロールの部分のワークフローを処理できます。それは、ファイルの取得、ファイルのソース管理への追加、ファイルのチェックアウト、編集したファイルのソース管理へのコミットです。

ファイルの構成を定義するために、いくつかのファイルに相互に整合性のある新しい構成としてラベルを付けることができます。チーム メンバーはこのファイル セットをリビジョン コントロール システムから取得できます。

構成とリビジョンは異なります。個々のコンポーネントには特定の構成内でのみ共に機能するリビジョンがあります。

Simulink で構成を作成するためのツールは次のとおりです。

  • バリアント モデリング。バリアント システムを参照してください。

  • プロジェクト ツール:

    • ラベル — プロジェクト ファイルにラベルを付けます。ラベルを使用してファイルにメタデータを適用します。ラベルでグループ化やソートを行ったり、ショートカット機能を使用してパスに追加するためにフォルダにラベルを付けることができます。また、たとえばラベル Diesel を含むファイルを管理するために、ラベルでファイルをエクスポートするバッチ ジョブを作成することもできます。ラベルでソース管理から取得することはできません。ラベルはリビジョンをまたいで存続します。

    • リビジョン ログ — [プロジェクトを元に戻す] を使用して、戻し先のリビジョンを選択します (SVN ソース管理のみ)。

    • ブランチ — ファイルのバージョンのブランチを作成したり、リポジトリ内の任意のブランチに切り替えます (Git ソース管理のみ)。

    • タグ — プロジェクトの特定の構成を識別するためにすべてのプロジェクト ファイルにタグ付けして (SVN ソース管理のみ)、ソース管理からタグ付けされたバージョンを取得できます。ただし、継続開発には制限があります。つまり、タグ付けを再度行うことはできず、タグを適用するには trunk からチェックアウトしなければなりません。

    • アーカイブ — プロジェクトの作成元となるすべてのプロジェクト ファイルを zip ファイルにパッケージ化します。ただし、アーカイブは別のソース管理へのエクスポート、共有および変更が目的であるため、このパッケージ化によりすべてのソース管理情報が消去されます。新しい zip ファイルをソース管理にコミットできます。

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