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ブロックのアイコンと端子ラベルの変更
MATLAB System のアイコンとダイアログ ボックスをカスタマイズできます。
メモ
R2023b 以降では、マスク エディターを使用して MATLAB System のアイコンとダイアログ ボックスを設計できます。既存のマスクのカスタマイズをマスク エディターに移行することもできます。この機能を使用すると、System object™ ファイルでメソッドを開発または維持する必要がなくなります。詳細については、Customize MATLAB System Icon and Dialog Box Using Mask Editorを参照してください。
ブロックのアイコンの外観を変更するには、System object に特定のメソッドを追加しなければなりません。たとえば、端子ラベルを定義するには、getInputNamesImpl
および getOutputNamesImpl
を実装します。
アイコンを定義するには、
getIconImpl
メソッドを実装します。端子ラベルを定義するには、入力を変更するために
getInputNamesImpl
を、出力端子ラベルを変更するためにgetOutputNamesImpl
を実装します。
これらのメソッドを実装しない場合、既定では、System object は stepImpl
メソッドからの入力端子名および出力端子名を使用します。非直達を使用している場合、既定では、System object は updateImpl
からの入力名と outputImpl
からの出力端子名を使用します。
MATLAB System ブロック ダイアログの変更
MATLAB System ブロック ダイアログは 2 つの方法で変更できます。
MATLAB System ブロックの System object コードに
getPropertyGroupsImpl
メソッドを実装します。そのメソッド内に次のクラスを実装します。説明 matlab.system.display メソッド プロパティ グループのヘッダー テキストを定義します。
プロパティをグループ化します。
プロパティを個別のタブにグループ化します。
マスク エディターのユーザー インターフェイスを使用します。詳細については、Customize MATLAB System Icon and Dialog Box Using Mask Editorを参照してください。
MATLAB System ブロック アイコンをイメージに変更
MATLAB® エディターで MATLAB System ブロックのイメージを変更できます。使用できるイメージ ファイルの一覧については、「image
」を参照してください。MATLAB System ブロック用に既存のイメージ ファイルを使用するには、次のようにします。
MATLAB System ブロックをダブルクリックします。
ブロックのダイアログ ボックスの [ソース コード] をクリックします。System object コードを含む MATLAB エディターが開きます。
MATLAB エディターで、[System ブロック] ドロップダウン リストから、[イメージ アイコンの追加] を選択します。
[イメージ アイコンの追加] ダイアログ ウィンドウで、[参照] をクリックして任意のイメージを選択します。
[OK] をクリックして、System object 内の
getIconImpl
メソッドに対応するコードを挿入します。
詳細については、プログラムによる System ブロックの外観のカスタマイズを参照してください。