Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo
モデルの信号ログ オーバーライド設定
説明
Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo
オブジェクトは、Simulink® エディターでモデルを変更することなく、モデルの信号ログ設定をオーバーライドするために使用します。
Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo
オブジェクトは、モデルのすべての信号ログ オーバーライド設定を指定する Simulink.SimulationData.SignalLoggingInfo
オブジェクトのコレクションです。
このオブジェクトのオブジェクト関数とプロパティは次の目的に使用します。
信号または Model ブロックのログをオフにする。
モデル内でログに記録するようにマークされている信号のログ設定を変更する。
最上位モデルと参照モデルで信号ログ設定をオーバーライドするか、またはモデルによって指定された信号ログ設定を使用するかを制御できます。どちらのログ設定を適用するかを制御するには LoggingMode
プロパティと LogAsSpecifiedByModels
プロパティを使用します。
モデルのログ モード | プロパティの設定 |
---|---|
最上位モデルとすべての参照モデルにモデルで指定されているログ設定を使用する。 |
|
最上位モデルとすべての参照モデルでオーバーライド信号ログ設定を使用する。 |
|
最上位モデルと参照モデルでオーバーライド信号ログ設定とモデルで指定されている信号ログ設定を組み合わせて使用する。 |
cell 配列 |
Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo
コンストラクターを使用する場合はログ設定をオーバーライドするログ信号ごとに Simulink.SimulationData.SignalLoggingInfo
オブジェクトを指定します。
モデルに有効な信号ログ オーバーライド設定が指定されていることを確認するには、モデルの Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo
オブジェクトで関数 verifySignalAndModelPaths
を使用します。
作成
説明
入力引数
プロパティ
オブジェクト関数
Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo.createFromModel | Create Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo object for top
model with override settings for each logged signal in model |
findSignal | Find index of signals in Signals property vector |
getLogAsSpecifiedInModel | Determine whether model logs as specified in model or uses override settings |
setLogAsSpecifiedInModel | Set logging mode for top model or top-level Model block |
verifySignalAndModelPaths | Verify paths in Simulink.SimulationData.ModelLoggingInfo
object |
例
バージョン履歴
R2012b で導入