Simulink.BlockDiagram.expandSubsystem

サブシステムをサブシステムの内容で置き換える

構文

Simulink.BlockDiagram.expandSubsystem(subsys)

Simulink.BlockDiagram.expandSubsystem(subsys,'CreateArea',specifier)

説明

Simulink.BlockDiagram.expandSubsystem(subsys) は、指定されたサブシステムを、それを含むブロック線図の内容で置き換えます。サブシステムを含むファイルは開いているか、読み込まれていなければなりません。

展開できるのはマスク、リンク、コメントが設定されていないバーチャル サブシステムです。詳細については、展開できるサブシステムを参照してください。

Simulink.BlockDiagram.expandSubsystem(subsys,'CreateArea',specifier) は、展開されたサブシステムの内容の周りに領域が作成されないオプションを提供します。

例

サブシステムを展開する

サブシステムをその内容で置き換えます。

機能的に関連したブロックを分離するサブシステムを含むモデル例を開きます。

open_system('SubsystemExpansionModel')

サブシステムを展開します。

Simulink.BlockDiagram.expandSubsystem('SubsystemExpansionModel/Subsystem')

サブシステムの内容を含む領域が Subsystem ブロックに置き換えられます。

領域を作成せずにサブシステムを展開

内容の周りに領域を作成せずに、サブシステムをその内容で置き換えます。

機能的に関連したブロックを分離するサブシステムを含むモデル例を開きます。

open_system('SubsystemExpansionModel')

サブシステムを展開します。

Simulink.BlockDiagram.expandSubsystem(...
    'SubsystemExpansionModel/Subsystem','CreateArea','Off')

サブシステムの内容が Subsystem ブロックに置き換えられます。

入力引数

subsys — Subsystem ブロックのパスまたはハンドル

文字ベクトル | string スカラー | 数値スカラー

Subsystem ブロックのパスまたはハンドル。文字ベクトル、string スカラー、または数値スカラーとして指定します。

データ型: double | char | string

specifier — 内容の周りに領域を作成するオプション

'on' (既定値) | 'off'

内容の周りに領域を作成するオプション。領域を作成する場合は 'on'、領域を作成しない場合は 'off' と指定します。

データ型: char | string

バージョン履歴

R2014a で導入

参考

Simulink.BlockDiagram.copyContentsToSubsystem | Simulink.BlockDiagram.createSubsystem | Simulink.BlockDiagram.deleteContents | Simulink.SubSystem.convertToModelReference | Simulink.SubSystem.copyContentsToBlockDiagram

トピック

• サブシステムの内容の展開
• 非バーチャル ブロック