matlab.system.display.Action クラス
パッケージ: matlab.system.display
スーパークラス:
カスタム ボタン
構文
matlab.system.display.Action(action)
matlab.system.display.Action(action,Name,Value)
説明
matlab.system.display.Action(action)
は、MATLAB System ブロックに表示されるボタンを指定します。このボタンは、System object™ メソッドを起動するか MATLAB® の関数またはコードを呼び出して、対応する機能を実行します。
ボタンの一般的な機能の 1 つに Figure の起動があります。起動される Figure はブロック ダイアログ ボックスからは分離されていて、ブロックに対する変更は表示中の Figure には同期されません。
matlab.system.display.Action
はクラス定義ファイルの getPropertyGroupsImpl
メソッド内で定義します。複数のボタンを定義するには、クラス定義ファイルにそれぞれの matlab.system.display.Action
のインスタンスを含めます。
matlab.system.display.Action(action,Name,Value)
では、Name,Value
のペアの引数を使用して任意のプロパティを指定できます。
入力引数
|
指定したボタンを MATLAB System ブロック ダイアログでユーザーがクリックしたときに実行されるアクション。このアクションは、関数ハンドルまたは MATLAB コマンドとして定義されます。アクションを関数ハンドルとして定義する場合は、関数定義で 2 つの入力を定義しなければなりません。これらの入力は
|
名前と値のペアの引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。Name
は引数名、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前は、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name
を引用符で囲みます。
プロパティ
Name,Value
のペアの引数を使用して、次のプロパティを入力の一部として指定します。必要に応じて、object.property
構文を使用して定義することもできます。
ActionCalledFcn
— ボタンを押したときに実行されるアクション。このプロパティは名前と値のペアの引数を使用して指定することはできません。Label
— ボタンに表示されるテキスト。既定値は空の文字ベクトルです。Description
— ボタンのツールヒントのテキスト。既定値は空の文字ベクトルです。Placement
— プロパティ グループ内の各行におけるボタンの配置位置を示す文字ベクトル。有効な値は、'first'
、'last'
、プロパティ名です。プロパティ名を指定した場合、そのプロパティの上にボタンが配置されます。既定値は'last'
です。Alignment
— ボタンの整列方法を示す文字ベクトル。有効な値は'left'
および'right'
です。既定値は'left'
です。