levinson
レビンソン・ダービン再帰法
説明
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
レビンソン・ダービン再帰法は、設定された確定的な自己相関列をもつ全極 IIR フィルターを求めるためのアルゴリズムです。この再帰法は、フィルター設計、コード化、スペクトル推定などで使用されています。levinson で生成されるフィルターは、最小位相となります。
levinson では、対称テプリッツ連立線形方程式を解けます。
ここで、r = [r(1) ... r(n + 1)] は入力自己相関ベクトルであり、r(i)* は r(i) の複素共役を表します。入力 r は、自己相関係数のベクトルで、ラグ 0 は最初の要素 r(1) です。
メモ
r が有効な自己相関列でない場合、解が存在する場合であっても、関数 levinson は NaN を返すことがあります。
このアルゴリズムは O(n2) フロップスを必要とし、n が大きい場合は、MATLAB® のバックスラッシュ コマンドよりはるかに効率的です。ただし、関数 levinson ではできるだけ高速に演算を行うために、低次の場合には \ を使用しています。
参照
[1] Ljung, Lennart. System Identification: Theory for the User. 2nd Ed. Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall, 1999.
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入
