schurrc
自己相関列からの反射係数の計算
構文
k = schurrc(r)
[k,e] = schurrc(r)
説明
k = schurrc(r)
では、Schur アルゴリズムを使用して、自己相関列を表すベクトル r
から反射係数ベクトル k
が計算されます。k
と r
は同じサイズです。反射係数は、与えられた自己相関列 r
を使用した信号に対する予測フィルターの、ラティス フィルター パラメーターを表します。r
が行列の場合、関数 schurrc
では r
の各列が独立した自己相関列として扱われ、r
と同じサイズの行列k
が返されます。k
の各列は、対応する自己相関列 r
を使用して変動過程を予測するための、ラティス予測フィルターの反射係数を表します。
[k,e] = schurrc(r)
では、予測誤差分散を表すスカラー e
も計算されます。r
が行列の場合、e
は行ベクトルになります。e
の行数は、r
の列数と同じです。
例
参考文献
[1] Proakis, John G., and Dimitris G. Manolakis. Digital Signal Processing: Principles, Algorithms, and Applications. 3rd Edition. Upper Saddle River, NJ: Prentice-Hall, 1996, pp. 868–873.
バージョン履歴
R2006a より前に導入