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xtickformat
x 軸の目盛りラベルの形式を指定
構文
説明
xtickformat(
は、日付または時刻を表示するラベルの形式を設定します。たとえば、datefmt
)datefmt
を 'MM-dd-yy'
として指定し、日付を 04-19-16
のように表示します。このオプションは、datetime 値をもつ x 軸のみに適用されます。
xtickformat(
は、期間を示すラベルの形式を設定します。たとえば、durationfmt
)durationfmt
を 'm'
として指定して、分単位で期間を表示します。このオプションは、duration 値をもつ x 軸にのみ適用されます。
例
小数値付きまたはなしで、x 軸の目盛りラベルをドル単位で表示します。
棒グラフを作成します。x 軸に沿って、ドル単位で目盛りラベルを表示します。
x = 0:20:100;
y = [88 67 98 43 45 65];
bar(x,y)
xtickformat('usd')
目盛りラベルの形式をクエリします。MATLAB® は、書式演算子を含む文字ベクトルとして形式を返します。
fmt = xtickformat
fmt = '$%,.2f'
精度値 2 ではなく 0 を使用するように数値形式を調整することで、小数値なしで目盛りラベルを表示します。
xtickformat('$%,.0f')
折れ線グラフの作成後に、各値の後にテキスト "GHz" を付けた目盛りラベルを x 軸に沿って表示します。
x = 1:10; y = [.17 .25 .27 .28 .3 .32 .33 .34 .345 .35]; plot(x,y,'-V') xtickformat('%g GHz')
散布図の作成後に、小数点以下 2 桁の x 軸の目盛りラベルを表示します。固定小数点表記の変換文字と精度値 2 を使用する数値形式の文字ベクトルを xtickformat
に渡し、小数点以下の桁数を制御します。
x = linspace(0,1,100);
y = randn(1,100).*cos(x);
scatter(x,y)
xtickformat('%.2f')
x 軸に沿って datetime 値をもつライン プロットを作成します。その後、日付の形式を変更します。
t = datetime(2014,6,28) + caldays(1:10);
y = rand(1,10);
plot(t,y);
xtickformat('MM-dd')
x 軸に沿って duration 値をもつライン プロットを作成します。その後、目盛りラベルの形式を変更します。
t = 0:seconds(30):minutes(3);
y = rand(1,7);
plot(t,y)
xtickformat('mm:ss')
散布図を作成して、x 軸の目盛りラベルをユーロ単位で表示します。その後、目盛りラベルの形式をクエリします。MATLAB® は、書式演算子を含む文字ベクトルとして形式を返します。
x = rand(100,1);
y = rand(100,1);
scatter(x,y)
xtickformat('eur')
xfmt = xtickformat
xfmt = '\x20AC%,.2f'
R2019b 以降、関数 tiledlayout
および nexttile
を使用して、プロットをタイル表示できます。関数 tiledlayout
を呼び出して、2 行 1 列のタイル表示チャート レイアウトを作成します。関数 nexttile
を呼び出して、axes オブジェクト ax1
および ax2
を作成します。各座標軸にプロットします。ax2
を xtickformat
の最初の入力引数として指定することで、下のプロットの x 軸の目盛りラベル形式を指定します。目盛りラベルを米国ドル単位で表示します。
tiledlayout(2,1)
ax1 = nexttile;
plot(ax1,rand(6))
ax2 = nexttile;
plot(ax2,rand(6))
xtickformat(ax2,'usd')
入力引数
数値の目盛りラベルの形式。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。次の表にリストされている形式のいずれかを指定できます。あるいは、カスタム形式を指定することもできます。
事前定義された形式 | 説明 |
---|---|
'usd' | 米国ドル。このオプションは、 |
'eur' | ユーロ。このオプションは、指数値 0 で |
'gbp' | 英国ポンド。このオプションは、指数値 0 で |
'jpy' | 日本円。このオプションは、指数値 0 で |
'degrees' | 値の後に度記号を表示します。このオプションは、既定の指数値で |
'percentage' | 値の後にパーセント記号を表示します。このオプションは、既定の指数値で |
'auto' | 既定の指数値を使用した |
例: xtickformat('usd')
カスタム数値形式
識別子を含む文字ベクトルまたは string を作成することで、カスタムの数値形式を指定できます。
パーセント記号と変換文字を除き、識別子の指定はオプションです。次の順序で形式を作成します。
1 つ以上のフラグ — 正の値の前にプラス記号を付けるなどのオプション。オプションの全リストについては、オプションのフラグの表を参照してください。
フィールド幅 — 目盛りラベルに出力する文字の最小数。フィールド幅は整数値として指定します。目盛り値の有効桁数がフィールド幅より小さい場合、ラベルは空白でパディングされます。
精度 — 変換文字に応じた、小数点以下の桁数または有効桁数。精度は整数値として指定します。
変換文字 — 値のタイプ。オプションの全リストについては、変換文字の表を参照してください。データに適さない変換を指定すると、MATLAB® は指定された変換をオーバーライドし、
%e
を使用します。
また、形式の先頭または末尾にリテラル テキストを指定できます。一重引用符を出力するには、''
を使用します。パーセント記号を出力するには、%%
を使用します。
例: xtickformat('%.2f')
は、小数点以下 2 桁の固定小数点表記を使用して値を表示します。
例: xtickformat('$%.2f')
は、各値の前にドル記号を表示します。
例: xtickformat('%.2f million')
は、各値の後に million
を表示します。
オプションのフラグ
識別子 | 説明 | 数値形式の例 |
---|---|---|
, | '1,000' のように 3 桁ごとにコンマを表示します。 | '%,4.4g' |
+ | '+100' のように、正の値に符号文字 (+) を出力します。 | '%+4.4g' |
0 | '0100' のように、先頭に空白の代わりにゼロを付けてフィールド幅をパディングします。 | '%04.4g' |
– | 左揃え。値の先頭ではなく末尾を空白でパディングします。たとえば、フィールド幅が 4 の場合、このフラグはラベルを ' 100' ではなく '100 ' に書式設定します。 | '%-4.4g' |
# |
| '%#4.4g' |
変換文字
識別子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
d または i | 基数 10 の符号付き整数。精度値は有効桁数を示します。 | '%.4d' は、π を 0003 として表示します。 |
f | 固定小数点表記。精度値は小数点以下の桁数を示します。 | '%.4f' は、π を 3.1416 として表示します。 |
e | 指数表現。精度値は小数点以下の桁数を示します。 | '%.4e' は、π を 3.1416x100 として表示します。 |
g | e または f のいずれかコンパクトな方のバージョン。後続のゼロは除きます。精度値は小数点以下の最大桁数を示します。 | '%.4g' は、π を 3.1416 として表示します。 |
日付と時刻の形式。'auto'
、文字ベクトル、または string スカラーとして指定します。既定の形式はデータに基づきます。
例: xtickformat('yyyy-MM-dd')
は、日付と時刻を 2016-04-19
のような形式で表示します。
例: xtickformat('eeee, MMMM d, yyyy HH:mm:ss')
は、日付と時刻を Saturday, April 19, 2016 21:41:06
のような形式で表示します。
例: xtickformat('MMMM d, yyyy HH:mm:ss Z')
は、日付と時刻を April 19, 2016 21:41:06 -0400
のような形式で表示します。
表示形式の表に、形式を作成するために使用できる文字識別子を示します。フィールドを区切るために、ハイフン、スペース、コロンなどの記号や ASCII 以外の文字を含めることができます。識別子は、Unicode® ロケール データ マークアップ言語 (LDML) の標準の日付表記に対応します。
日付と時刻の形式
日付および時刻のフィールドの表示形式を指定するには、次の識別子を使用します。
文字識別子 | 説明 | 表示 |
---|---|---|
G | 紀元 | CE |
y | 先頭に 0 を付けない表記の年。この表の後のメモを参照してください。 | 2014 |
yy | 下 2 桁表記の年。この表の後のメモを参照してください。 | 14 |
yyy , yyyy ... | 'y' の数に対応する桁数以上で表記した年 | 2014 年の場合、'yyy' では 2014 と表示され、'yyyyy' では 02014 と表示されます。 |
u , uu , ... | ISO 年。年を単一の数値で表したものです。ISO 年では、紀元後の年が正の値、紀元前の年が負の値で表され、紀元前 1 年が 0 年になります。 | 2014 |
Q | 1 桁表記の四半期 | 2 |
QQ | 2 桁表記の四半期 | 02 |
QQQ | 省略形で表記した四半期 | Q2 |
QQQQ | 完全名で表記した四半期 | 第2四半期 |
M | 1 桁または 2 桁の数値で表記した月 | 4 |
MM | 2 桁の数値で表記した月 | 04 |
MMM | 短縮名で表記した月 | 4月 |
MMMM | 完全名で表記した月 | 4月 |
MMMMM | 大文字の頭文字で表記した月 | A |
W | 月間通算週 | 1 |
d | 1 桁または 2 桁表記の月間通算日 | 5 |
dd | 2 桁表記の月間通算日 | 05 |
D | 1 ~ 3 桁表記の年間通算日 | 95 |
DD | 2 桁表記の年間通算日 | 95 |
DDD | 3 桁表記の年間通算日 | 095 |
e | 1 桁または 2 桁の数値で表記した曜日 | 7 (週の始まりは日曜日) |
ee | 2 桁の数値で表記した曜日 | 07 |
eee | 短縮名で表記した曜日 | 土 |
eeee | 完全名で表記した曜日 | 土曜日 |
eeeee | 先頭文字で表記した曜日 | 土 |
a | 午前と午後の区分 | 午後 |
h | 1 桁または 2 桁表記の 12 時間制の時間 | 9 |
hh | 2 桁表記の 12 時間制の時間 | 09 |
H | 1 桁または 2 桁表記の 24 時間制の時間 | 21 |
HH | 2 桁表記の 24 時間制の時間 | 21 |
m | 1 桁または 2 桁表記の分 | 41 |
mm | 2 桁表記の分 | 41 |
s | 1 桁または 2 桁表記の秒 | 6 |
ss | 2 桁表記の秒 | 06 |
S , SS , ..., SSSSSSSSS | 'S' の数に対応する桁数で表記した秒の小数部 (最大 9 桁) | 'SSS' の場合、6.12345 秒は 123 までに切り捨てられます。 |
ヒントと考慮事項:
ゼロに近い年番号を扱うときは、文字
y
の代わりに文字u
を 1 文字以上使用します。紀元後 144683 年より後または紀元前 140743 年より前の datetime 値については、指定した形式の値に関係なく、年番号のみが表示されます。
タイム ゾーン オフセットの形式
タイム ゾーン オフセットの表示形式を指定するには、次の識別子を使用します。タイム ゾーン オフセットは、特定の日付および時刻と UTC との時差です。タイム ゾーン オフセットは、その年の特定の時刻のオフセットを決定するルールを構成しているタイムゾーンとの時差です。時刻の成分が必ず明確に表示されるようにする場合は、タイム ゾーン オフセットの識別子を含めます。
文字識別子 | 説明 | 表示 |
---|---|---|
z | タイム ゾーン オフセットの省略名。この値が指定されていない場合、タイム ゾーン オフセットには UTC-4 などの短い UTC 形式が使用されます。 | EDT |
Z | ISO 8601 基本形式。時、分、秒 (オプション) の各フィールドがあります。 | -0400 |
ZZZZ | 長い UTC 形式。 | UTC-04:00 |
ZZZZZ | ISO 8601 拡張形式。時、分、秒 (オプション) の各フィールドがあります。ISO 8601 UTC 指定子 "Z" として 0 の時間オフセットが表示されます。 | -04:00 |
x または X | ISO 8601 基本形式。時、分 (オプション) の各フィールドがあります。X を指定すると、ISO 8601 UTC 指定子 "Z" として 0 の時間オフセットが表示されます。 | -04 |
xx または XX | ISO 8601 基本形式。時、分の各フィールドがあります。XX を指定すると、ISO 8601 UTC 指定子 "Z" として 0 の時間オフセットが表示されます。 | -0400 |
xxx または XXX | ISO 8601 拡張形式。時、分の各フィールドがあります。XXX を指定すると、ISO 8601 UTC 指定子 "Z" として 0 の時間オフセットが表示されます。 | -04:00 |
xxxx または XXXX | ISO 8601 基本形式。時、分、秒 (オプション) の各フィールドがあります。XXXX を指定すると、ISO 8601 UTC 指定子 "Z" として 0 の時間オフセットが表示されます。 | -0400 |
xxxxx または XXXXX | ISO 8601 拡張形式。時、分、秒 (オプション) の各フィールドがあります。XXXXX を指定すると、ISO 8601 UTC 指定子 "Z" として 0 の時間オフセットが表示されます。 | -04:00 |
duration 値の形式。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
小数部を含む 1 つの数値として期間を表示するには (1.234 時間など)、次のいずれかの形式を指定します。
形式 | 説明 |
---|---|
'y' | 固定長の正確な年数。固定長の 1 年は 365.2425 日と等しくなります。 |
'd' | 固定長の正確な日数。固定長の 1 日は 24 時間と等しくなります。 |
'h' | 時間数 |
'm' | 分の値 |
's' | 秒数 |
デジタル タイマーの形式で期間を表示するには、次のいずれかの形式を指定します。
'dd:hh:mm:ss'
'hh:mm:ss'
'mm:ss'
'hh:mm'
さらに、文字 S
を最大 9 個追加することにより、秒の小数部を最大 9 桁表示できます。たとえば、'hh:mm:ss.SSS'
は duration のミリ秒の値を 3 桁表示します。
ターゲット座標軸。Axes
オブジェクトまたは Axes
オブジェクトとの配列して指定します。
この引数を指定しない場合、xtickformat
は現在の座標軸を変更します。
アルゴリズム
関数 xtickformat
は、x 軸に関連付けられたルーラー オブジェクトの TickLabelFormat
プロパティを設定して、クエリします。
バージョン履歴
R2016b で導入
MATLAB Command
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