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startsWith

文字列がパターンで開始するかどうかの判別

説明

TF = startsWith(str,pat) は、str が指定されたパターンで開始する場合は 1 (true) を返し、そうでない場合は 0 (false) を返します。

pat が複数のパターンを含む配列の場合、startsWith は、strpat のいずれかの要素で開始することを検出した場合、1 を返します。

TF = startsWith(str,pat,'IgnoreCase',true) は、strpat で開始するかどうかを判別する際に、大文字小文字の区別を無視します。

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ファイル名を含む string 配列を作成します。data という単語で開始するファイル名を判別します。

str = ["abstract.docx","data.tar","code.m"; ...
       "data-analysis.ppt","results.ptx","summary.ppt"]
str = 2x3 string
    "abstract.docx"        "data.tar"       "code.m"     
    "data-analysis.ppt"    "results.ptx"    "summary.ppt"

1 に等しい各要素の位置が、str 内の data で開始する string の位置に対応する logical 配列を返します。

pat = "data";
TF = startsWith(str,pat)
TF = 2x3 logical array

   0   1   0
   1   0   0

data で開始するファイル名を表示します。TFstr のインデックスとして使用します。

str(TF)
ans = 2x1 string
    "data-analysis.ppt"
    "data.tar"

R2020b 以降

ローカル ファイルの絶対パスとリモート ファイルの URL などのファイルへの参照をもつ string 配列を作成します。

str = ["C:\Temp\MyReport.docx";
       "D:\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv";
       "https://example.com/Slides.pptx"]
str = 3x1 string
    "C:\Temp\MyReport.docx"
    "D:\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv"
    "https://example.com/Slides.pptx"

ドライブ文字で始まるパスを見つけるには、1 文字と、その後に続くコロンに一致するパターンを作成します。

pat = lettersPattern(1) + ":"
pat = pattern
  Matching:

    lettersPattern(1) + ":"

そのパターンで始まる str の要素を判別します。lettersPattern(1) は 1 つの文字のみに一致するため、パターン pat は、"https:" に一致しません。

TF = startsWith(str,pat)
TF = 3x1 logical array

   1
   1
   0

一致するファイル名を表示します。

str(TF)
ans = 2x1 string
    "C:\Temp\MyReport.docx"
    "D:\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv"

pattern オブジェクトを作成する関数の一覧については、patternを参照してください。

ファイル名を含む string 配列を作成します。abstract または data のいずれかで開始するファイル名を判別します。

str = ["abstract.docx","data.tar.gz","mycode.m","results.ptx"]
str = 1x4 string
    "abstract.docx"    "data.tar.gz"    "mycode.m"    "results.ptx"

pat = ["abstract","data"];
TF = startsWith(str,pat)
TF = 1x4 logical array

   1   1   0   0

abstract または data のいずれかで開始する string を表示します。TFstr のインデックスとして使用します。

str(TF)
ans = 1x2 string
    "abstract.docx"    "data.tar.gz"

ファイル名を含む string 配列を作成します。大文字と小文字を無視して、data で開始するファイル名を判別します。

str = ["DATA.TAR.GZ","data.xlsx","SUMMARY.PPT","tmp.gz"]
str = 1x4 string
    "DATA.TAR.GZ"    "data.xlsx"    "SUMMARY.PPT"    "tmp.gz"

pat = "data";
TF = startsWith(str,pat,'IgnoreCase',true)
TF = 1x4 logical array

   1   1   0   0

data で開始する string を表示します。TFstr のインデックスとして使用します。

str(TF)
ans = 1x2 string
    "DATA.TAR.GZ"    "data.xlsx"

ファイル名を含む文字ベクトルを作成します。名前が異なる部分文字列で開始するかどうかを判別します。

chr = 'data-analysis.ppt'
chr = 
'data-analysis.ppt'
TF = startsWith(chr,'data')
TF = logical
   1

TF = startsWith(chr,'test')
TF = logical
   0

入力引数

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入力テキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として指定します。

検索パターン。次のいずれかとして指定します。

  • string 配列

  • 文字ベクトル

  • 文字ベクトルの cell 配列

  • pattern 配列 "(R2020b 以降)"

拡張機能

バージョン履歴

R2016b で導入