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isbetween

日付と時刻の区間内の要素を判別

説明

tf = isbetween(t,tlower,tupper) は、t の対応する要素が tlowertupper の対応する要素によって指定された閉区間内にある datetime 値または duration 値である位置に logical 1 (true) を含む配列を返します。出力 tf は、t のどの要素が以下を満たしているかを示します。

tlower <= t & t <= tupper

ttlower、および tupper は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません。入力配列のサイズに互換性がある場合、その配列は互いに一致するように暗黙的に拡張されます。たとえば、ttlower、または tupper のうちの 1 つがスカラーである場合、そのスカラーは他の配列の各要素と比較されます。また、方向の異なるベクトル (行ベクトルと列ベクトル) は、行列となるよう暗黙的に拡張されます。

tf = isbetween(t,tlower,tupper,intervalType) は、t の要素が intervalType で指定されたタイプの区間内にあるかどうかを判別します。たとえば、intervalType'open' の場合、isbetweent のどの要素が条件 tlower < t & t < tupper を満たしているかを判別します。

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日付の下限と上限を指定します。

tlower = datetime(2021,05,16)
tlower = datetime
   16-May-2021

tupper = "2021-05-23"
tupper = 
"2021-05-23"

tlowertupper には、datetime 配列、duration 配列、string、または文字ベクトルを使用できます。ここでは、tlowerdatetime 配列で、tupper は string スカラーです。

datetime 値の配列を作成します。最初に 1 つの datetimetlower から始め、関数 caldays を使用してカレンダー日の配列を追加できます。その結果、2 日間隔の datetime 値の配列が得られます。

t = tlower + caldays(2:2:10)
t = 1x5 datetime
   18-May-2021   20-May-2021   22-May-2021   24-May-2021   26-May-2021

tlowertupper を境界とする閉区間内にある datetime 値を判定します。

tf = isbetween(t,tlower,tupper)
tf = 1x5 logical array

   1   1   1   0   0

区間内にある日付を表示するには、tf を論理インデックスとして使用して t にインデックスを付けます。

t(tf)
ans = 1x3 datetime
   18-May-2021   20-May-2021   22-May-2021

duration 値をテストする区間の上限と下限を seconds を使用して指定します。関数 seconds は、経過時間を秒数で表示するように書式設定された duration 配列に、指定された秒数を変換します。

tlower = seconds(3)
tlower = duration
   3 sec

tupper = seconds(9)
tupper = duration
   9 sec

duration 値の配列を作成します。

t = seconds(1:10)
t = 1x10 duration
    1 sec    2 sec    3 sec    4 sec    5 sec    6 sec    7 sec    8 sec    9 sec   10 sec

区間内にある t の要素を判別します。次に、それらを表示します。

tf = isbetween(t,tlower,tupper);
t(tf)
ans = 1x7 duration
   3 sec   4 sec   5 sec   6 sec   7 sec   8 sec   9 sec

日付をテストする区間の上限と下限を指定します。

tlower = datetime(2021,5,16)
tlower = datetime
   16-May-2021

tupper = datetime(2021,5,23)
tupper = datetime
   23-May-2021

最初の要素を tlower と等しくして datetime 値の配列を作成します。

t = tlower + caldays(0:2:8)
t = 1x5 datetime
   16-May-2021   18-May-2021   20-May-2021   22-May-2021   24-May-2021

tlower < t & t < tupper の開区間内にある日付を判別します。

tf = isbetween(t,tlower,tupper,'open')
tf = 1x5 logical array

   0   1   1   1   0

開区間内にある日付を表示するには、tf を論理インデックスとして使用して t にインデックスを付けます。

t(tf)
ans = 1x3 datetime
   18-May-2021   20-May-2021   22-May-2021

tlower <= t & t < tupper の半開区間内にある日付を判別します。データを表示します。

tf = isbetween(t,tlower,tupper,'openright');
t(tf)
ans = 1x4 datetime
   16-May-2021   18-May-2021   20-May-2021   22-May-2021

入力引数

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入力の日付と時刻。datetime 配列、duration 配列、文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列として指定します。文字ベクトルと string は、日付と時刻を表すように書式設定しなければなりません。

日付と時刻の区間の下限。datetime 配列、duration 配列、文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列として指定します。文字ベクトルと string は、日付と時刻を表すように書式設定しなければなりません。

日付と時刻の区間の上限。datetime 配列、duration 配列、文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列として指定します。文字ベクトルと string は、日付と時刻を表すように書式設定しなければなりません。

時間範囲の区間のタイプ。'open''closed''openleft''openright''closedright'、または 'closedleft' として指定します。次の表で、時間範囲の区間のタイプについて説明します。

区間のタイプ

説明

'open'

tlower < t かつ t < tupper の開区間を満たす値を選択します。

'closed' (既定)

tlower <= t かつ t <= tupper の閉区間を満たす値を選択します。

'openleft'

tlower < t かつ t <= tupper の半開区間を満たす値を選択します。

'openright'

tlower <= t かつ t < tupper の半開区間を満たす値を選択します。

'closedright'

'openleft' と等価です。

'closedleft'

'openright' と等価です。

拡張機能

バージョン履歴

R2014b で導入

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