seconds

期間の秒数

構文

S = seconds(X)

説明

S = seconds(X) は、X の値と等しい秒数の配列を返します。

• X が数値配列の場合、S は秒単位の duration 配列になります。

• X が duration 配列の場合、S は double 配列になり、各要素は X の対応する要素の秒数と等しくなります。

関数 seconds は、duration と double の間で値を変換します。期間を秒単位で表示するには、その Format プロパティを 's' に設定します。

例

秒数の duration 配列の作成

X =  magic(4);
S = seconds(X)

S = 4×4 duration
   16 sec    2 sec    3 sec   13 sec
    5 sec   11 sec   10 sec    8 sec
    9 sec    7 sec    6 sec   12 sec
    4 sec   14 sec   15 sec    1 sec

期間を秒数の数値配列に変換

duration 配列を作成します。

X = hours(1) + minutes(1:4)

X = 1×4 duration
   1.0167 hr   1.0333 hr     1.05 hr   1.0667 hr

X のそれぞれの期間を秒数に変換します。

S = seconds(X)

S = 1×4

        3660        3720        3780        3840

S は double 配列です。

S の自然対数を求めます。関数 log は double 型の入力を受け入れます。

Y = log(S)

Y = 1×4

    8.2052    8.2215    8.2375    8.2532

入力引数

X — 入力配列

数値配列 | duration 配列 | logical 配列

入力配列。数値配列、duration 配列、logical 配列のいずれかとして指定します。

拡張機能

tall 配列

メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。

seconds 関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

この関数はコード生成を完全にサポートしています。詳細については、duration 配列のコードの生成 (MATLAB Coder)を参照してください。

スレッドベースの環境

MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。

分散配列

Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。

この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。

バージョン履歴

R2014b で導入

参考

duration