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gt, >
より大きいかどうかの判別
説明
例
ベクトル要素のテスト
ベクトル要素が指定された値より大きいかどうかを判別します。
数値ベクトルを作成します。
A = [1 12 18 7 9 11 2 15];
ベクトルをテストし、10
より大きい要素を見つけます。
A > 10
ans = 1x8 logical array
0 1 1 0 0 1 0 1
結果は、A
の要素が式を満たす場合には、logical 1
(true
) を含むベクトルです。
logical 値のベクトルをインデックスとして使用して、10
より大きい A
の値を表示します。
A(A > 10)
ans = 1×4
12 18 11 15
結果は、A
の要素のサブセットです。
行列の要素の置換
行列を作成します。
A = magic(4)
A = 4×4
16 2 3 13
5 11 10 8
9 7 6 12
4 14 15 1
9
より大きい値をすべて値 10
に置き換えます。
A(A > 9) = 10
A = 4×4
10 2 3 10
5 10 10 8
9 7 6 10
4 10 10 1
結果は、最大の要素が 10
である新しい行列です。
categorical 配列の値の比較
順序 categorical 配列を作成します。
A = categorical({'large' 'medium' 'small'; 'medium' ... 'small' 'large'},{'small' 'medium' 'large'},'Ordinal',1)
A = 2x3 categorical
large medium small
medium small large
この配列には、'small'
、'medium'
および 'large'
の 3 つのカテゴリがあります。
カテゴリ 'medium'
より大きい値をすべて見つけます。
A > 'medium'
ans = 2x3 logical array
1 0 0
0 0 1
logical 1
(true
) は、値がカテゴリ 'medium'
より大きいことを示します。
A
の行を比較します。
A(1,:) > A(2,:)
ans = 1x3 logical array
1 1 0
関数は、最初の行のカテゴリ値が 2 番目の行より大きい場合に logical 1
(true
) を返します。
複素数のテスト
複素数のベクトルを作成します。
A = [1+i 2-2i 1+3i 1-2i 5-i];
2
より大きい値を見つけます。
A(A > 2)
ans = 5.0000 - 1.0000i
gt
は、A
の要素の実数部のみを比較します。
abs
を使用して、原点から 2
の半径の外部にある要素を見つけます。
A(abs(A) > 2)
ans = 1×4 complex
2.0000 - 2.0000i 1.0000 + 3.0000i 1.0000 - 2.0000i 5.0000 - 1.0000i
abs
では数値の虚数部が考慮されるため、結果にはより多くの要素が含まれます。
日付の比較
日付のベクトルを作成します。
A = datetime([2014,05,01;2014,05,31])
A = 2x1 datetime
01-May-2014
31-May-2014
2014 年 5 月 10 日より後の日付を検出します。
A(A > '2014-05-10')
ans = datetime
31-May-2014
table の比較
R2023a 以降
2 つの table を作成して比較します。行名 (両方に存在している場合) および変数名は同じでなければなりませんが、同じ順序である必要はありません。出力の行および変数は、最初の入力と同じ順序になります。
A = table([1;2],[3;4],VariableNames=["V1","V2"],RowNames=["R1","R2"])
A=2×2 table
V1 V2
__ __
R1 1 3
R2 2 4
B = table([4;2],[3;1],VariableNames=["V2","V1"],RowNames=["R2","R1"])
B=2×2 table
V2 V1
__ __
R2 4 3
R1 2 1
A > B
ans=2×2 table
V1 V2
_____ _____
R1 false true
R2 false false
入力引数
A
, B
— オペランド
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列 | table | timetable
オペランド。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、table、または timetable として指定します。入力 A
と B
は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません (たとえば、A
が M
行 N
列の行列で、B
がスカラーまたは 1
行 N
列の行ベクトル)。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
任意の型の数値入力を比較でき、比較は型変換による精度低下の悪影響を受けません。
一方の入力が順序
categorical
配列である場合、他方の入力には順序categorical
配列、文字ベクトルの cell 配列または単一の文字ベクトルを指定できます。単一の文字ベクトルは、他方の入力と同じサイズの文字ベクトルの cell 配列に拡張されます。両方の入力が順序categorical
配列である場合は、順序を含めて同じカテゴリ セットでなければなりません。詳細については、categorical 配列の要素の比較を参照してください。一方の入力が
datetime
配列である場合、他方の入力にはdatetime
配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列を指定できます。一方の入力が
duration
配列である場合、他方の入力にはduration
配列または数値配列を指定できます。この演算子は各数値を標準日 (24 時間) の数として扱います。一方の入力が string 配列の場合、他方の入力には string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列を指定できます。
A
とB
の対応する要素は、辞書順に比較されます。
table または timetable である入力は次の条件を満たさなければなりません。 (R2023a 以降)
入力が table または timetable の場合、すべての変数のデータ型で演算がサポートされている必要があります。
一方の入力だけが table または timetable の場合、もう一方の入力は数値または logical 配列でなければなりません。
両方の入力が table または timetable の場合、以下のとおりです。
両方の入力のサイズが同じであるか、一方が 1 行の table でなければなりません。
両方の入力に同じ名前をもつ変数が含まれている必要があります。ただし、各入力の変数の順序は異なっていてもかまいません。
両方の入力が table で、両方とも行名をもつ場合、行名は同じでなければなりません。ただし、各入力の行名の順序は異なっていてもかまいません。
両方の入力が timetable の場合、行時間が同じでなければなりません。ただし、各入力の行時間の順序は異なっていてもかまいません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
| char
| string
| categorical
| datetime
| duration
| table
| timetable
複素数のサポート: あり
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
この関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。
HDL コード生成
HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための VHDL、Verilog および SystemVerilog のコードを生成します。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
この関数は GPU 配列を完全にサポートしています。詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2023a: table および timetable で直接演算を実行
gt
オペレーターでは、変数にアクセスするためにインデックス付けを行うことなく、table および timetable に対して直接演算を行うことがサポートされます。すべての変数のデータ型で演算がサポートされている必要があります。詳細については、table および timetable での直接計算を参照してください。
R2020b: 暗黙的な拡張の変更は順序 categorical
配列、datetime
配列および duration
配列に影響
R2020b 以降、引数が順序 categorical
配列、datetime
配列、または duration
配列である場合に、gt
は暗黙的な拡張をサポートします。R2020a と R2016b の間は、暗黙的な拡張は数値データ型および string データ型でのみサポートされていました。
R2016b: 暗黙的な拡張の変更は演算子の引数に影響
R2016b から暗黙的な拡張が追加されたことにより、それまで基本演算でエラーを返していた一部の引数の組み合わせで、結果が出力されるようになりました。たとえば、以前は行ベクトルと列ベクトルを加算できませんでしたが、それらのオペランドは現在、加算で有効になっています。つまり、[1 2] + [1; 2]
のような式は、以前はサイズの不一致エラーを返していましたが、実行されるようになりました。
コードで要素単位の演算子を使用し、以前 MATLAB® の返していたサイズの不一致エラーに依存している場合 (特に try
/catch
ブロック内)、コードは今後、これらのエラーをキャッチしなくなることがあります。
基本的な配列演算に必要な入力サイズの詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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