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dataCaptureHub

複数のデータキャプチャIPと通信する

R2024a 以降

説明

dataCaptureHub オブジェクトは、FPGA ボード上で実行されているすべてのデータキャプチャ IP と通信して、FPGA からの信号を MATLAB^® にキャプチャします。このオブジェクトを使用して、トリガー条件、キャプチャ条件、データ型を設定し、データをキャプチャできます。

dataCaptureHub オブジェクトを作成する前に、カスタマイズされたデータキャプチャコンポーネントを事前に生成しておく必要があります。また、生成されたデータキャプチャ IP をプロジェクトに統合し、FPGA にデプロイする必要があります。オブジェクトは JTAG ケーブルを介して FPGA と通信します。ボードとホストコンピューターの間に JTAG ケーブルが接続されていることを確認します。

ワークフローの概要については、非同期データのキャプチャを参照してください。

作成

構文

hub = dataCaptureHub

説明

hub = dataCaptureHub は、FPGA ボード上で実行されているすべてのデータキャプチャ IP を制御するオブジェクトを返します。この接続により、FPGA 設計に統合された各データキャプチャ IP にアクセスして、MATLAB から指定された信号をキャプチャできます。

プロパティ

すべて展開する

`TimeOut` — データキャプチャを中止するまでの秒数
`10` (既定値) | 正の整数

トリガー条件が有効になっているが、データキャプチャ IP がその条件を検出しない場合、指定された秒数後にデータキャプチャ要求はタイムアウトします。データキャプチャが中止された場合、MATLAB にはデータが返されません。

データキャプチャに FPGA Data Capture ツールを使用する場合、このプロパティは無視されます。ツールを使用してキャプチャを中止するには、ポップアップウィンドウの Stop ボタンを使用します。

`CaptureMode` — キャプチャモード
`'blocking'` (既定値) | `'nonblocking'`

キャプチャモードを次のいずれかのオプションとして指定します。

'blocking' — dataCaptureHub オブジェクトは、キャプチャされたデータを取得している間、MATLAB をブロックします。このキャプチャモードでは、JTAG リソースは一度に FPGA データキャプチャまたは AXI マネージャーのいずれかに割り当てられます。
'nonblocking' — dataCaptureHub オブジェクトは、キャプチャされたデータを取得するときに MATLAB をブロックしません。このキャプチャモードでは、FPGA データキャプチャと AXI マネージャーを同時に使用できます。

オブジェクト関数

`addDataCaptureIP`	ハブオブジェクトにデータキャプチャIPを追加する
`checkStatus`	非ブロッキングモードでのFPGAデータキャプチャの現在のステータスを確認する
`collectData`	キャプチャしたデータをFPGAから非ブロッキングモードでホストに収集する
`displayCaptureCondition`	全体的なキャプチャ状況を表示
`displayDataTypes`	キャプチャしたすべての信号のデータタイプを表示する
`displayTriggerCondition`	全体的なトリガー条件を表示する
`release`	JTAGインターフェースのリリース制御
`removeDataCaptureIP`	ハブオブジェクトからデータキャプチャIPを削除する
`setCaptureCondition`	各信号値の比較を設定する
`setCaptureConditionCombinationOperator`	個々の信号値の比較を全体的なキャプチャ条件に組み合わせる演算子を構成する
`setCaptureConditionComparisonOperator`	キャプチャ条件内の個々の信号値を比較する演算子を構成する
`setDataType`	信号からキャプチャしたデータのデータ型を構成する
`setEnableCaptureCtrl`	キャプチャ条件ロジックを有効または無効にする
`setNumberofTriggerStages`	データをキャプチャするためのトリガーステージの数を構成する
`setRunImmediateFlag`	トリガー条件なしでデータキャプチャを即時実行するように設定する
`setTriggerCombinationOperator`	個々の信号値の比較を全体的なトリガー条件に組み合わせる演算子を構成する
`setTriggerComparisonOperator`	トリガー条件内の個々の信号値を比較する演算子を構成する
`setTriggerCondition`	各信号値の比較を設定する
`setTriggerPosition`	キャプチャバッファ内のトリガー検出サイクルの位置を設定する
`setTriggerTimeOut`	トリガーステージでトリガー条件が発生する必要があるデータキャプチャIPクロックサイクルの最大数を設定します。
`step`	FPGA上で実行されているHDL IPコアから1つのバッファのデータをキャプチャする
`stop`	非ブロッキングモードで現在のステータスに基づいてFPGAデータキャプチャの実行を停止します。