シミュレーションスクリプトのパラメーター

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このページでは、[コンフィギュレーションパラメーター] ダイアログボックスの [HDL コード生成] 、 [EDA ツールのスクリプト] 、 [シミュレーションスクリプト] タブにあるコンフィギュレーションパラメーターについて説明します。

シミュレーションファイルの接尾辞

DUT またはテストベンチの名前に付加してシミュレーションスクリプトファイルの名前を形成する接尾辞を指定します。

設定

既定の設定: _sim.do

たとえば、テスト対象デバイスまたはテストベンチの名前が my_design の場合、HDL Coder™ では接尾辞 _sim.do が付加され、my_design_sim.do という名前になります。

コマンドライン情報

プロパティ: HDLSimFilePostfix

型: 文字ベクトル

既定の設定: '_sim.do'

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

参考

シミュレーションの初期化

シミュレーションスクリプトの初期化セクションを書き込むために fprintf に渡される書式名。

設定

既定の設定: 既定の設定は次のとおりです。

 ['onbreak resume\nonerror resume\n']

スクリプトの Init フェーズでは、設計ライブラリやプロジェクトファイルの作成など、必要な設定アクションが実行されます。

コマンドライン情報

プロパティ: HDLSimInit

型: 文字ベクトル

既定の設定: ['onbreak resume\nonerror resume\n']

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

参考

シミュレーションコマンド

シミュレーションコマンドを書き込むために fprintf に渡される書式名。

設定

既定の設定: vsim -voptargs=+acc %s.%s\n

1 番目の暗黙的な引数 %s はライブラリ名です。2 番目の暗黙的な引数は、最上位のモジュールまたはエンティティの名前です。ターゲット言語が VHDL^® である場合、ライブラリ名はVHDL ライブラリ名の値です。ターゲット言語が Verilog^® または SystemVerilog である場合、ライブラリ名は 'work' であり、変更できません。

他のライブラリのコードを含むフィルター設計をコンパイルする場合、[VHDL ライブラリ名] を更新してライブラリの名前の競合を回避します。

メモ

R2020b より前では、既定のシミュレーションコマンドは vsim -novopt %s.%s\n でした。Mentor Graphics^® ModelSim^® の 10.7 より前のバージョンは古い構文をサポートしています。Mentor Graphics ModelSim の最新のバージョンを使用する場合、vsim -voptargs=+acc %s.%s\n の構文を使用します。

コマンドライン情報

プロパティ: HDLSimCmd

型: 文字ベクトル

既定の設定: 'vsim -novopt %s.%s\n'

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

参考

シミュレーションの波形表示コマンド

シミュレーションスクリプトに書き込まれる波形表示コマンドを指定します。

設定

既定の設定: add wave sim:%s\n

暗黙的な引数 %s は、DUT の最上位の入力信号、出力信号および出力基準信号のパスを追加します。

コマンドライン情報

プロパティ: HDLSimViewWaveCmd

型: 文字ベクトル

既定の設定: 'add wave sim:%s\n'

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

参考

シミュレーションの終了

シミュレーションスクリプトの終了部分を書き込むために fprintf へ渡される書式名。

設定

既定の設定: run -all\n

終了フェーズ (Term) はスクリプトの最終実行フェーズです。このフェーズの 1 つの使用方法として、Cmd フェーズでコンパイルされた HDL コードのシミュレーションを実行します。Term フェーズは引数を取りません。

コマンドライン情報

プロパティ: HDLSimTerm

型: 文字ベクトル

既定の設定: 'run -all\n'

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

参考

シミュレーターフラグ

生成されたコンパイルスクリプトに適用するシミュレーターフラグを指定します。

設定

既定の設定: '' (シミュレーターフラグなし)

生成されたコンパイルスクリプトに適用するシミュレーターフラグを、文字ベクトルとして指定します。シミュレーターフラグは、アプリケーションおよび利用しているシミュレーターに固有です。たとえば、1076–1993 VHDL コンパイラを使用しなければならない場合、フラグ -93 を指定します。

このオプションで指定したフラグは、生成されたコンパイルスクリプトのコンパイルコマンドに追加されます。シミュレーションコマンドは、HDLCompileVHDLCmd または HDLCompileVerilogCmd プロパティによって指定されます。

コマンドライン情報

プロパティ: SimulatorFlags

型: 文字ベクトル

既定の設定: ''

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。