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fpga

MATLAB からターゲットの FPGA または SoC デバイスへのアクセス

R2020b 以降

説明

このオブジェクトは、MATLAB® からターゲットの FPGA または SoC デバイスへの接続を表します。ターゲット デバイスを操作するには、このオブジェクトをオブジェクト関数に記載された関数で使用します。

作成

説明

hFPGA = fpga(Vendor) は、ターゲットの Intel® または Xilinx® 純正 FPGA デバイスへの接続に使用できるハードウェア オブジェクトを作成します。

hFPGA= fpga(p) は、プロセッサ接続オブジェクト intelsoc または xilinxsoc を取り込むことにより、ターゲットの Intel または Xilinx SoC デバイスへの接続に使用できるハードウェア オブジェクトを作成します。

入力引数

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MATLAB から Intel または Xilinx の純正 FPGA ターゲット デバイスに接続します。

SoC ボードへの接続時に、プロセッサ接続オブジェクトを入力として指定します。

例: hFPGA = fpga("Intel")

データ型: string | char

SoC ボードの場合、FPGA 接続オブジェクトの作成時に、プロセッサ接続オブジェクトを入力として指定します。Xilinx SoC ボードには xilinxsoc オブジェクトを渡します。Intel SoC ボードには intelsoc オブジェクトを渡します。

例: hFPGA = fpga(p)

出力引数

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MATLAB から Xilinx または Intel ボード上の FPGA への接続。この接続を使用して、ハードウェア ボードおよび接続しているデバイスを操作できます。​

オブジェクト関数

FPGA または SoC デバイスの操作にはオブジェクト関数を使用します。

addAXI4SlaveInterfaceAXI4 または AXI4-Lite インターフェイスを使用して、データを IP コアに書き込むか、データを IP コアから読み取る
addAXI4StreamInterfaceAXI4-Stream インターフェイスを使用して、データを IP コアに書き込むか、データを IP コアから読み取る
mapPortHDL IP コアの DUT 端子を指定した AXI4 インターフェイスにマッピングする
writePortMATLAB から DUT 端子にデータを書き込む
readPort出力データを読み取って端子のデータ型と次元とともに返す
releasefpga オブジェクトに関連付けられているハードウェア リソースの解放

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Xilinx ターゲット デバイスに接続するための fpga オブジェクトを作成します。

VendorXilinx にして fpga オブジェクトを作成します。

hFPGA = fpga("Xilinx")
hFPGA = 

  fpga with properties:

       Vendor: "Xilinx"
   Interfaces: [0x0 fpgaio.interface.InterfaceBase]

    

Intel ターゲットに接続するための fpga オブジェクトを作成します。

IntelVendor にして fpga オブジェクトを作成します。

hFPGA = fpga("Intel")
hFPGA = 

  fpga with properties:

       Vendor: "Intel"
   Interfaces: [0x0 fpgaio.interface.InterfaceBase]

    

Xilinx SoC ボードに接続するためのハードウェア プロセッサ オブジェクトを作成します。このオブジェクトを使用すると、MATLAB コマンド ラインで SoC ボードに搭載されている FPGA をプログラムしたり、SoC ボード上のプロセッサを通じて FPGA に接続する fpga オブジェクトを作成したりできます。

Xilinx プロセッサ ハードウェア オブジェクトを作成し、Xilinx SoC ボードに搭載されているプロセッサに接続します。​

p = xilinxsoc('192.168.1.101', 'root', 'root');

FPGA をプログラムし、xilinxsoc オブジェクト関数 programFPGA を使用して SoC ボード上のプロセッサから対応するデバイス ツリーを設定します。

programFPGA(p, "myBitstream.bit", "myDeviceTree.dtb");

デバイス ツリーの詳細については、Generate Device Tree for IP Coreを参照してください。

関数 fpga を使用して、SoC ボードに搭載されている FPGA に接続します。プロセッサ ハードウェア オブジェクト p を関数 fpga への入力として使用します。

f = fpga(p);

バージョン履歴

R2020b で導入