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mpy

fimath オブジェクトを使用して 2 つの配列を乗算する

説明

c = mpy(F,a,b) は、fimath オブジェクト F を使用して ab に対して要素単位の乗算を実行します。abfimath オブジェクトをオーバーライドする場合や、ab に関連付けられる fimath プロパティが異なる場合に役に立ちます。出力 c にはローカル fimath がありません。

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以下の例では、cab の 40 ビットの積であり、小数部の長さは 30 です。

a = fi(pi);
b = fi(exp(1));
F = fimath('ProductMode','SpecifyPrecision',...
		'ProductWordLength',40,'ProductFractionLength',30);
c = mpy(F,a,b)
c = 

    8.5397

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 40
        FractionLength: 30

入力引数

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乗算に使用する fimath オブジェクト。

オペランド。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。

a および b は、いずれかがスカラーでない場合は、同じ次元にする必要があります。ab のいずれかがスカラーの場合、c はスカラーでない方のオブジェクトの次元になります。

a または bfi オブジェクトの場合、ab は両方とも fi オブジェクトでなければなりません。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fi
複素数のサポート: あり

アルゴリズム

関数 mpy を使用すると、abfimath プロパティは変更されません。また、出力 c にはローカル fimath がありません。

c = mpy(F,a,b)
は、以下と等価です。
c = removefimath(setfimath(a,F) .* setfimath(b,F))

拡張機能

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バージョン履歴

R2006a より前に導入