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simulateSystem

コンバーター オブジェクトで指定したシステムのシミュレーション

説明

simOut = simulateSystem(converter) は、DataTypeWorkflow.Converter オブジェクト converter で指定されたシステムをシミュレートします。

simOut = simulateSystem(converter,Name,Value) は、DataTypeWorkflow.Converter オブジェクト converter で指定されたシステムを 1 つ以上の Name,Value の引数ペアで指定された追加オプションを使用してシミュレートします。この関数は関数 sim と同じ Name,Value ペアを受け入れます。

simOut = simulateSystem(converter,simIn) は、DataTypeWorkflow.Converter オブジェクト converter で指定されたシステムを Simulink.SimulationInput オブジェクト simIn で指定された入力を使用してシミュレートします。

simOut = simulateSystem(converter,ParameterStruct) は、DataTypeWorkflow.Converter オブジェクト converter で指定されたシステムを構造体 ParameterStruct で指定されたパラメーター値を使用してシミュレートします。

simOut = simulateSystem(converter,ConfigSet) は、DataTypeWorkflow.Converter オブジェクト converter で指定されたシステムをモデル コンフィギュレーション セット ConfigSet で指定されたコンフィギュレーション設定を使用してシミュレートします。

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この例では、converter オブジェクトのシステムをシミュレートする方法を示します。

fxpdemo_feedback モデルを開きます。

open_system('fxpdemo_feedback');

Controller サブシステムの DataTypeWorkflow.Converter オブジェクトを作成します。

converter = DataTypeWorkflow.Converter('fxpdemo_feedback/Controller');

モデルをシミュレートします。

simulateSystem(converter);

入力引数

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設計対象のシステムのコンバーター オブジェクト。DataTypeWorkflow.Converter オブジェクトとして指定します。

システムのシミュレーション入力。Simulink.SimulationInput オブジェクトまたは Simulink.SimulationInput オブジェクトの配列として指定します。

SimulationInput オブジェクトを関数 simulateSystem の入力として使用する場合、以下の Name,Value のペアの引数を指定することもできます。

パラメーター
ShowSimulationManager

ShowProgress

  • 'on' - シミュレーションの進行状況をコマンド ウィンドウに表示する。

  • 'off' (既定値) - シミュレーションの進行状況をコマンド ウィンドウに表示しない。

シミュレーションのコンフィギュレーション パラメーターの名前。構造体として指定します。対応する値はパラメーターの値です。

データ型: struct

モデルのパラメーターの値を含むコンフィギュレーション セット。Simulink.ConfigSet オブジェクトとして指定します。

出力引数

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シミュレーション出力。Simulink.SimulationOutput オブジェクトとして返されます。返されるオブジェクトには、ログが作成された時間、状態、および信号のシミュレーション出力が含まれます。

ヒント

  • シミュレーション実行の名前を指定するには、シミュレーション前に DataTypeWorkflow.Converter オブジェクトの CurrentRunName プロパティを変更します。

  • simulateSystemsim コマンドと同様の機能を提供します。ただし、simulateSystem では各実行のモデル全体のデータ型オーバーライドとインストルメンテーションの設定が保持されます。

メモ

  • SimulationMode プロパティは、normal に設定しなければなりません。Fixed-Point Designer™ ソフトウェアはラピッド アクセラレータ モードまたはホット リスタート モードではシミュレーション範囲を収集しません。

  • StopTime プロパティを inf に設定することはできません。

  • SrcWorkspace パラメーターは base または current のいずれかに設定しなければなりません。

バージョン履歴

R2014b で導入